セロテープと教育的ミュージカル
*過去記事(2019/12/1)*
何故撮ったのか不明な動画が出てきた。
いつか、セロハンテープの使い方を忘れた時の為に、撮っておいたのだろうか。
そんな事あるかね と思ったが、
撮った事すら忘れる有様なのだから、さもありなん。
それとも、この場所に行って、動画と同じ事をすれば、
何かしらの奇跡が起こるのだろうか。
身長が伸びるとか。
「ああ神様、どうかお願い!!」(ビーー ブチッ)
(キラキラキラキラ)
(ニョキニョキニョキ〜〜)
そんなミュージカル。
どうでもいいけど、
「セロハンテープを出す」というアクションは、舞台映え度が皆無だな、と思った。
でも、テープ残量が減っていく→徐々に追い詰められていく。
という構図は判りやすくて良いかもしてない。
スクールカースト下位の主人公が、カバンの中に大事そうに隠し持っている赤いセロハンテープ。
このセロハンテープは人生の運そのもので、使えば使った分だけ幸運が舞い込むが、最後まで使い切ったら今後の人生すべてツイてない事になるぞ、念を押されるのだけど、やっぱり我慢できなくてドンドン使っちゃう。
ちなみに、序盤にセロハンテープの力が本物か試す為に、女子の前で突風を引き起こしてパンチラを起こす、というサービスシーンがあります。
二幕のオープニングには、セロハンテープの精霊というスケスケな衣裳のお姉さん達も出てきます。
しかも客席にです(お触り禁止)。
最終的に何やかんや有って、ヒロインを助ける為にすべて使い切ってしまうが、
彼は、かけがえのない大切なモノを手に入れるのでした。
「一般的なセロハンテープは一巻き35Mなので、人生を仮に70年とすると、1年分の運は50センチ。1ヶ月あたりにすると、約4.2センチ。これを長いと見るか、短いと見るかはキミ次第だよ」とか、ドヤ顔で客席に向かって成長した主人公は語り掛ける。
ーーその後、ヒロインと愛の接吻をしようとして、
その瞬間、落下してきたスポットライトに当たって死ぬ。
所詮、人の一生なんて薄っぺらいものさ、
セロハンテープの様にね。
この教育的ミュージカル「リア充死すべし」、
だれか上演してくれませんか。