ウインナーとソーセージの違いを明確にしないと子供が泣く
スーパーでレジ打ちのバイトをしていたときのことです。
幼稚園年長組くらいの子供が一人でおつかい、いくつかのお菓子とソーセージをレジにもってきました。少しだけお金が足りず、「どれやめる?」と聞くと、少し悩んだ末にお菓子をひとつ指さしました。
無事に買い物を終えたその子供は、まだ緊張した様子で帰っていきました。家に帰り着くまでおつかいですからね。
「気をつけて帰ってね〜」と声をかけて、小さな頑張り屋さんを見送りました。
数分後、イライラした様子の奥様がレジに並びます。
レジ台に置かれたのはソーセージです。魚肉ソーセージ。
「もう!なんでちゃんと買ってこれんの!ウインナー頼んでない!!これがソーセージ!!」
母親の視線を追いかけると、さっき一人でおつかいにきていた子供が後ろに小さくなって落ち込んでいました。母親はいろんなことでいっぱいいっぱいですから、ちょっとしたことにイライラして怒ってしまう気持ちはわかります。
さらに魚肉ソーセージのみを「ソーセージ」と認識する気持ちもわかります。実際に私もウインナーは肉系、ソーセージは魚系と勝手に決めています。
でも彼が買っていったのもソーセージです。ウインナーソーセージ。
ソーセージは大きく三種に分かれます。
┗ウインナーソーセージ(羊の腸を使用/太さ20mm未満)
┗フランクフルトソーセージ(豚の腸を使用/36mm未満)
┗ボロニヤソーセージ(牛の腸を使用/太さ36mm以上)
私はこのソーセージ親子をみて、ウインナーとソーセージの関係は、全人類での共通認識が必要だと思いました。そうしないとまた新たな子供が泣くことになります。
子供には、足し算よりなによりも先にウインナーとソーセージの関係を教えましょう。