失敗のアップデート
高校
前回のnoteもぜひ見てください。
京都サンガF.C.U-18に昇格した。
初めて、地元を離れ、親元を離れ、寮生活をスタートさせた。今まで、どれだけ支えられていたのか、どれだけ無力だったのか、と同時にそれらに感謝しなければ、いてもたってもいられないという気付きの多い生活を経験した。
1年生時から試合には絡むことはできていたが、満足な結果は3年間出し続けられなかった。
1年生時には途中出場途中交代という、前代未聞の出来事を3試合も連続で起こした。
さすがに3試合目にはロッカールームに直行し、泣いた。自分の不甲斐なさ、無力さ、期待に応えられない申し訳なさからだったと今思う。
国体準決勝、1ー1の場面、試合終了間際、決めたら勝利に大きく近づく場面でPKのチャンスを外して、延長戦で追加点を決められ敗戦した事もあった。
3年生になり、キャプテンを務めた。
当時のチームの雰囲気に違和感を感じ続けて、1人で突っ走り、もがいてももがいても結果が出なかった事から、副キャプテンにキャプテンマークを渡してしまった事もあった。
3年間でリーグで決めたゴール数は2だけだった。
極め付けは、夢だったプロサッカー選手になるための、トップ昇格も見送られた。
様々な苦い経験をした。
代表に選ばれ、このままプロまで突っ走る。
なんて甘くはなかった。
いわば挫折というものを多く経験したのかもしれない。
しかし、今では全て自分の人生の中で必要なピースになると感じている。
自分が大事にしている言葉の一つに、
過去は変えられるし、未来も変えられる
というものがある。
「挑戦」というものにはネガティブ要素、いわゆる「失敗」というものがつきものである。
しかし、その「失敗」は「成功」へと変換すること、アップデートができると考えている。
例えば、
ドリブル突破を試みた
→一回も抜けなかった
で終わってしまう場合と、
ドリブル突破を試みた
→一回も抜けなかった
→自分を分析し、努力することを継続した
→ドリブル突破できるようになった
で終わる場合を比べると、
前者はただ失敗したエピソードになり、
後者はその失敗した過去が美談へと変わっている。
極論、物事には失敗はないという考え方をしてもいいと思う。
失敗や、挫折といった経験をアップデートする事が可能だから。
だからこそ、
ネガティブな過去をポジティブな物に変える事は可能であるし、
その過去を変えようとすれば自ずと未来も変わって来るのではないだろうか。
失敗を失敗で終わらせない。
挫折を挫折で終わらせない。
その時その時は辛い。苦しい。
ただ、その辛さを、苦しさを、一生背負い続けるのか?
それとも?
すべて今の行動次第。
生い立ちは終了です。
ありがとうございました。
最後に
日本一になれなかった経験、プロサッカー選手になれなかった経験。様々な失敗や挫折と呼ばれるような経験にはポジティブ要素が詰まっている。
それらに対して自分は常に反骨心を持ち、成長意欲を持ち、過去を変えようと、未来を変えようと、自分に対しても、組織に対しても考えている。
そこに行動なくして、なにも生まれない。
それこそが今、自分が行動する理由である。