投げるのは糞か糞か
久しぶりに動物園へ行った。
天気も良くて気持ちのいい風をうけながら動物を見てまわる。
子供を抱っこしたりベビーカーに乗せたりしながら動物を見る。
シマウマとかキリンとかのゾーンにさしかかったあたりで、ゾワゾワと不思議な気持ちになってきた。
それは日常生活では絶対に見ることのできない動物たちをこんなに間近で見ることができるということが不思議でしょうがない、そんな気持ち。
本来ならばアフリカのサバンナとか森の中とかに生息しているから日本で出くわすことなんかあり得ないんだ、こんなラフな格好で見に来れるようなもんじゃないのに、それができているなんて不思議!そんな気持ち。
嬉しい楽しい90%、こわい10%くらいの割合の気持ち。
こういう施設を維持してくれてありがとう、という気持ち。
そんなことを妻に言ったら「いいお客さんやねぇ〜」と言われた。
ゾウがいた。
ゾウを見ている時もさっきの気持ちは持続していたが、この看板を見てグイッと現実に引き戻された。
「ゾウが糞を投げることがあります」
この看板そのものは別にいいのだけど、
【ゾウが糞をなげる】というフレーズが、なんだかことわざみたいだな〜と思ってしまったのだ。
どういう意味なのかはわからんが、ことわざっぽい。
まあ、少なくともポジティブな意味ではないよね。
あと、「糞」をフンと読むか、クソと読むかでニュアンスというかパンチ力も変わってくる気がする。
クソの方が感じはでるよなー、やっぱ!
ゾウの強い意志を感じるし、よっぽどのナニカがあったんだろうと想像できる。
とかいうモードになってしまったので、「いいお客さんモード」は終了したのでした。
おしまい
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