マンガかよ
想像の範疇を越える出来事に対して、ジャストな言葉を瞬時に見つけられない時、ついつい言ってしまう。
「マンガかよ」とか「ギャグかよ」とか。僕も言ってしまう。
想像の範疇を越える出来事に手ごろなワードで名前をつけて、自分の中で消化したことにしてしまう。
ふと気づいたらそういう案件が多すぎて、あんまりよろしくないんではと思った次第。
本当はわりと深刻でシリアスな事案でも、SNSをパッと見たらそれをお題にした大喜利大会が始まっている。
で、それが結構おもしろかったりするからハハハって笑いながら見ちゃう。
庶民ではどうすることもできないような「マジでふざけんな案件」をネタ化して皮肉を込めた笑いでガス抜きをする。
もしかしたら落語とかのもともとの役割って、そういうことなんだろうなと思う。
健康的でたくましい庶民の知恵。
とは言え、それがあまりにも頻発しすぎて、どこかのタイミングでもう大喜利大会でガス抜きできるレベルじゃないってことになった時、一気に爆発してしまうんじゃないかと怖くなる。
口にゴムひもをくわえて、もう片方を誰かがずーーーーっと引っ張っていく。
もうこれ以上は引っ張れないってなった時に、ゴムひもを引っ張っていた手が離されて、物凄い勢いで顔面にぶち当たる。
そんな感じ。
めちゃめちゃ怖いな。