パニック発作という病気になりました
インターネットではよく「メンヘラ」というワードで精神的疾患のある人達を括ったりしますよね。私も自分が実際にかかるまでは、「過呼吸」は息がヒュッヒュッとうまく吸えない状態だと思っていましたし、パニック障害は突然叫びだしたりするのかな、と思っていました。
しかし、実際に経験してみたら、どちらも思っていたものとはまったくかけ離れていて、そしてとても辛いと知りました。
過呼吸になった時、まず手足が痺れて固まり、動かせなくなくなりました。歩くことが出来なくなったので蹲り、必死に息をしようとするのですが、段々内蔵も痺れて固まってく感覚に陥り、「ああ私はもう死ぬんだ」と本当に悲しくなってせめて家族に突然死んで迷惑かけてごめんねって伝えなきゃと思ったのを覚えています。救急車にのせられた後、救急隊員の方の問いかけに答えられているのを自分でも感じ、搬送先でも先生と会話が出来て、なおかつ先生から「過呼吸って言うんだよ、怖かったね。こうやってお話してたらじきに収まるからね。怖かったねぇ。一人で対処なんてできないからこうして救急車呼んでよかったんだよ。えらかったね」と言って貰えて、怖くて安心して泣きました。
その際、過呼吸はくせになる事があると聞いたのですが、まったく出ることなく半年を楽しく過ごしていましたが、6月の半ばごろに今度は耳に異常がでることになりました。
朝起きて、耳がぼーっとしてなんとなく耳鳴りがする。音が籠って聞こえる。でもそういう日もあるかな…とそのまま出社したのですが、出社して男性社員の声がほとんど聞こえないことに気付き、この時初めてパニック発作も出ました。過呼吸になったときと同じような手足のしびれと脳みそが揺れる感覚に陥り、病院をいくつか周り、最終的に耳鼻科で突発性低音型難聴、心療内科でパニック発作と診断されました。
原因は仕事の対人関係によるストレスと、コロナ禍で無意識に溜まったストレスが合算されてコップから溢れたのかなと。
今はストレスを発散したくても外に出て遊ぶこともはばかられて、いろんな人たちが無意識にストレスをため込んでいるんじゃないかと思っています。私のように突然こぼれたものが体に影響を与え始める事もあります。だから、この記事を少しでも知ってもらえたら、少しでもなにか不安や不調を感じた人がそれらと向き合って早い発見や治療につながればと思って書いています。
心の病は気の持ちようでどうにかなるものではないです。
心は脳で、脳は神経で、神経は体に繋がっていて、体は様々な機能があって、全部繋がっていてどこかに不具合が出たら全体の不具合に繋がります。私はただの患者で、自分の身に起こったことしか書けませんし、間違った知識もあるかもしれません。
もしなにか不調を感じている方や、周りになにか不調を訴える方がいたら、どうかないがしろにせず、出来るだけストレスを発散させて好きな事を優先して、もしそれでも収まらなければ早めに病院に受診してください。
家族から理解が得られないのは本当につらいです。
家族はこの記事を読まないだろうけど、宝くじが当たったら私は岐阜にアパート借りて楽しく生きてやる。