
特許制度を使えば独占と排他を簡単に実現できる
補助金や助成金、そして減免、世の中にはこれでもかというほど制度が溢れていて、しかもそれらは自分で手続きをしなければなりません.
条件に該当すれば黙っていても利益を得ることができるようにして欲しいけどそんなことはありません.
制度や手続きを意図的に複雑にして利益が還元されないようにしているとしか思えません.
特許制度も同じで、特許制度の恩恵を受けるためには制度を理解し、そして自分で手続きをしなければなりません.
特許制度の効果は、簡単に言えば自分の財産を独占できる、他人の参入を排除できる、ということです.
特許制度を使えば、その独占と排他を国が助けてくれます.
もし、特許制度を使わないで独占と排他を行う場合はどうするか.
方法が全くないわけではありません.
相手と交渉して解決したり、他人が参入できないような市場を作ったりすれば、独占と排他を行うことができます.
そのような独占と排他をどうやって実現するのかといえば、これはもう圧倒的な技術力や資本力が必要です.
普通の人には実現不可能ですよね.
普通の人でも独占と排他を実現するためのツールが特許制度です.