低料金より即レス、士業は組織化より個人にメリット大
米国の弁護士に連絡を取るためにいくつかの事務所にメールを送っていました.
ところが即レスをしてくるところが案外少ないのです.
いまや即レスは当たり前の時代なのに、連絡が遅いというだけでその代理人とはもう仕事をしたくなくなります.
いま自分が取引している代理人は、ほとんどの人が即レスばかりです.
即レスがない理由は組織志向か個人志向かの違いだと思います.
組織志向というのは、企業か個人かという形式的なものではなく、担当者が24時間対応する人かどうかという実質的なものです.
組織であっても社長自ら窓口になっている場合は、24時間対応していただけるし、個人であってもレスが怠慢な人はいくらでもいます.
組織化すると労働者が強くなるから日本で即レスなんて命じたら労基案件になるのは確実.
結局、即レスは社長個人がやるしかない.
その点、一人の自分は24時間事務してます.
日本が夜中だからと言って相手がそうとは限りません.
チャットで数時間も未読にしていたら仕事になりません.
上海にいた時代、すでにチャットツールが普及していたためビジネスは全てチャットでした.
メールなんて使っている人は外資企業ぐらいなもの.
チャット対応するということは24時間応答が求められるということだから、中国人は当時から昼夜関係なく仕事していたということ.
そういえば、台湾のTSMCが日本人は働かない!と嘆いていますよね.
組織化すれば効率よくなるから価格競争も優位に立つことができるけど、即レスは組織化したことが足枷になる.
特に士業なんかは全く組織化に向きません.