長女の鞄20130619再録

バッグやお財布は小さい方がお洒落だ。

長女は、持ってる鞄が大きい確率が高い。これはどこかで聞いた噂で、第一子長女の私にバッチリあてはまる。

だから、あまり行き慣れてない場所に出かけるときは準備がたいへん。
虫がいるかも、、と虫除けを持つし、勿論刺された時用のかゆみ止めも。
移動と待機時間が読めないから暇つぶしのための文庫本に、眠気覚ましのフリスク、ハンカチは二枚、ティッシュにウエットティッシュ。
香水にメイクポーチ。
暑いときには扇子、サングラス、日傘。

仕切り屋で、用意周到で、おせっかい焼き、そして臆病だと持ち物は多くなりがち。

飲み会のときには、同行者の分まで胃薬を余分に持ったり

そんな自分が自分でも面倒臭くなるときがある。

自分と同じように手荷物が大きい人と知り合った時は、「第一子かな？」と尋ねると、たいがいビンゴだ。

一方、末っ子で次男の夫は出かける時、軽やかな手ぶらだ。
ときどき、出先で配布された映画のチラシなんかは「これ、一緒に持ってよ」と私に押し付ける。ポケットの浅いパンツで出かけた時は、「落とすと危ないから」とスマホまで預けてくる。

それをハイハイと受け入れる
ふところの深い私。
長女の性なのである。