#27 わたしのなんちゃってパラダイム2(ベーシック編2/5)
なんちゃってパラダイム2回目は「基本的な方向性」について2題です。
🔶中間支援という選択
シミンズシーズを設立する前の活動は、どちらかと言うと具体的な事業を組み立てて実施することで想いを実現する手法をとっていました。しかしながら、活動をすればするほど、その多様性に気づき、自身のカテゴリーの狭さに気づきます。そのようなことを感じながら法人を立ち上げ、初めて取り組んだ活動は加古川市内の市民活動団体やボランティア団体と緩やかな連携をはかりながら、協議会的なものをつくることでした、各団体の合意を得ながら行政との交渉を経て、拠点をつくりました。まさに中間支援の発想です。
この取組みを通じて、市民社会の充実のためには何か特定のテーマに特化した活動だけではないやり方が必要だと感じました。活動をしている人たちを支援すること、つなぐこと、コーディネートすること、プロデュースすること、互いの言語を通訳すること、コンサルティングすること、などが必要な時代になっていくのではないかと確信しました。
活動を通じて、「発想」が「確信」に変わり、中間支援組織シミンズシーズが生まれました。
🔶ロープは弱いところから切れる
シミンズシーズの元スタッフで人生の先輩からの忘れられないご示唆です。
「優秀なリーダーが引っ張る素晴らしいが組織でも、全員が有能なわけではないです。リーダーシップを発揮する一方で、全てのスタッフがスキルアップすることに注力しなければなりません。ロープは結いところから切れるでしょう」
組織の中で、マネージメント層とフロア層のギャップを埋めることが如何に大切かを教えていただきました。先輩の日々の主張とつぶやきから、リーダーが引っ張ることの大切さとアベレージを上げることの大切さ、そして市民力を根本で支える現場の大切さを改めて意識させられました。
シミンズシーズも設立10年目に法人のブランディングを行いました。法人名を変え、ビジョンとミッションを策定しました。外部に向けて、法人のやりたいことを明確にしたかったからです。しかし、この志を成し遂げるためには内部に向けたインナーブランディングを徹底することこそがむしろ大切だと思っています。日々のスタッフの言動に拍手したり、助言したり、、、、この格言が活きています。
次回はわたしのなんちゃってパラダイム3(ベーシック編3/5)です
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