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#42 カコ・コーラ/地域活動履歴15(トピックス編2/3)

 トピックス編の2回目は、ふるさと意識醸成を目指した任意団体「すっきゃ加古川」の活動に関連したトピックスです。

🔶カコ・コーラ
 この活動は、2005年にスタートします。詳細は、#16で触れていますので参照ください。いろいろなエピソードがある中で、地元の神戸新聞が大きく取り上げてくれたトピックスが「カコ・コーラ」ネタです。

2022年4月30日付の神戸新聞です

 「すっきゃ加古川」の代表で、シミンズシーズの副代表であった衣笠仁浩(きぬがさよしひろ)(2019年6月没)が、兵庫県立加古川東高校の生徒であった頃に「Kako Cola(カコ・コーラ)」なる清涼飲料水が校内の自動販売機で売られていたとの話を始め、その真偽を立証するために独自の調査を始めました。そして、当時編集作業に入っていた「新・かこがわ事典」に捜索の顛末を載せましたが、その時点では物証や証言は見つけることができずに、捜査は続きます。そして4年後に、「カコ・コーラ」を知っている人を見つけ出し、製造していたかもしれない工場にも辿り着きます。この経緯を「新・かこがわ事典」の改良版「Kako-Style(かこ・スタイル)」に掲載します。
さらに4年の月日が経ち、「Kako-Style(かこ・スタイル)」の改訂版「Kako-Style II(かこ・スタイルII)」の制作作業が始まったタイミングで、捜査は別の人に引き継がれ、続きます。そして、その人が「カコ・コーラ」を製造・販売していた工場を探り当て、製造の事実を確認するまでに至りました。その顛末は「Kako-Style II」に掲載しています。残るは物証です。瓶を見つけることができれば「カコ・コーラ」が実在していたことを立証できます。
 そのような中で、私が高校生を対象に加古川のまちの歴史などについての話をしていた時のことです。会場にはその高校生たちが「カコ・コーラ」についての調査をしているDVDが流れていました。
「このカコ・コーラの瓶を探しているのよね〜」とこのセミナーを企画してくれた友人にボソっと呟いたら、
「あ!それ持ってますよ」
「え!」
なんともあっけなく見つかりました。友人の知人が自宅の改修工事の際に納屋で見つけたそうです。
かくして、足掛け16年に及ぶ大捜索は終わりを迎えます。
過日、私は「カコ・コーラ」の瓶を持って、亡き衣笠さんの墓前に報告に行きました。
 2006年から開催してきた「かこがわ学講座」「かこがわ検定」も2026年で一旦終了することになります。

次回は被災地を応援する加古川市民ネットワーク/地域活動履歴16(トピックス編3/3)です

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