見出し画像

#16 地域活動履歴とマイ・キーワード7(2000年代後半編1/2)

2000年代後半(1/2)

 私の地域活動履歴7回目は2000年代後半の1回目です。
 2006年にシミンズシーズとは別の市民活動団体「すっきゃ加古川」で、ふるさと意識の醸成を目指した「かこがわ学講座」「かこがわ検定」事業をスタートさせました。

🔶かこがわ学講座・かこがわ検定(ふるさと意識の醸成)
 
きっかけは行政からの本の発刊の依頼でした。2001年に発刊された「いろはにほへと加古川事典」の改訂版を市民の手による編集で発刊して欲しいと言うオファーでした。編集員の人選に始まり、約1年に及ぶ編集会議と取材活動を経て2006年5月に「新・かこがわ事典」を発刊します。この時点で、この本をテキストにした「かこがわ学講座」と「かこがわ検定」を企画し、編集委員を中心メンバーとした「すっきゃ加古川」と言う市民活動団体を立ち上げます。以来、毎年2月から3月にかけて講座4回と検定をセットにして開催し続けていて、2023年時点で17回を数えています。
「新かこがわ事典」のデーター劣化に伴い、2010年初頭には新しい加古川本の制作に取り掛かります。これまでの書物の概念を取っ払って、雑誌と書籍のそれぞれの性格を保つムック本に挑戦します。さらに、少人数の編集員で作る形から多くの市民の参加を得て作る形への変換を目指して、取材の仕方の勉強会や写真の撮り方講座からスタートしました。敢えてプロに頼ることなく、素人ぽくってよいのでみんなの手でつくることにこだわりました。そして12月、「Kako-Style(カコ・スタイル)」が完成、6ヶ月で10,000部を完売するほどの大好評を博しました。4年後の2014年には「Kako-Style2」を発行し、時代の変化、地域の変化に合わせた加古川限定の地域本の制作とそれをテキストにした講座・検定が熟度を増していきました。
また、「かこがわ検定」上級合格者「かこがわ人」による自発的な市民活動団体「かこがわ人の会」が発足し、観光ボランティア、公民館での地域学講座の講師、講座・検定のサポート、かこがわ学の探究セミナーや広報活動など多岐にわたる活動を展開するようになっています。
私たちの取組みが想定以上の広がりを見せ、市民の手によるふるさと意識の醸成の一助となっていきます。

※写真は、Kako-Style2です

次回は2000年代後半の2回目です。
🔶東播磨生活創造センター 指定管理(市民参加型公共施設)
🔶生きがいしごとサポートセンター(コミュニティ・ビジネス)

      


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?