記録_9_25_sun_2022_2328_2458

どこに行くのか知らない大泉さんと私

2328 /// さて、箸休めに水曜どうでしょうのことを書こうと思います。 / 奇しくも今日(日曜日)は水曜どうでしょうレギュラー放送終了からちょうど20年とのこと。何の因果か.あくまで箸休めに書きますが。 / 今後の記録は北欧編に限りますが今日はその前提としてあることを記録しておきます。 / 水曜どうでしょうという番組は旅番組です。 / 登場人物はディレクターの藤村さん嬉野さん、出演者の鈴井さんと大泉さんの4人です。 / この番組の特徴は、往々にして番組の企画が始まるまで大泉さんのみ始まる企画の内容を知らない、ということです。 / 企画が始まる直前からいつも番組は始まります。 / 視聴者の人々も企画内容を知らされたりときには知らされなかったりしながら、大泉さんに対する企画発表からほとんどの放送は始まります。 / それは今回、記録の話題にしている北欧の旅の冒頭でも同じことです。 / 北欧の旅の冒頭、企画内容を知らされる前の大泉さんは前日に一睡も出来なかったと言っています。どこに行くのか、どんな準備をすれば良いかわからないからです。 / そんな大泉さん、お仕事ということもあるかもしれませんが毎回の企画発表に対して素晴らしいリアクションを見せてくれます。 / 多くの人がそのリアクションに藤村さんをはじめとするどうでしょう首脳陣(大泉さん以外)と共に笑い、そして視聴者の方々も企画内容を知らない場合はどうでしょうの若手(大泉さんのみ)と一緒に驚くわけです。 / 視聴者の人々はどの立場にもなれる経験的な、巧みな企画の導入と大泉さんの純粋なリアクション芸。 / 水曜どうでしょうの魅力の一部です。 / 私も北海道から遠く離れた場所で、高校生の頃からこの番組には大いに笑わせてもらいました。 / 今、この記録の中である意味のお礼、もしくは私なりの敬意を込めて記録をするなれば、大泉さんと私自身の共通点は記録しておきたい。 /

私は転校するとき、いつも転校することを告げられるまでは知りませんでした。 / 今すぐこれから転校する、ということはさすがに無かったしその点においては大泉さんの業務的な不幸の足元にも及ばないのだけれど、唐突な移動を知らされることに関しては大泉さんに一般視聴者の人々とは少し違う感度でうなずきたくもなるし、だからこそ自分自身との違いははっきりさせておかなければと共感で緩んだ心をきゅっと締めたくもなるのです。 / 大泉さんはいつも急な旅行という移動をお仕事として知らされ驚いていました。 / 私はいつも急な移住という移動を家族として知らされ呆然としていました。 / 西日本制覇のときの大泉さんの企画発表のリアクションはある意味私のリアクションに近い部分がありました。 / 本当に、何の前フリも無く自分の予期せぬことを告げられびっくりすると、やはり派手なリアクションはとれないものです。 / あぁ、という間の抜けた、叫び声ともとれない、それでも何か魂が一緒に抜け出ているかのような声を出すことになるのです。 / 単純に言えば、何かが身体の中から抜け出ていく声がするのです。  / 私の転校は大泉さんと同じく事後報告のように告げられ、私は「あっ、そうなの?」としか言えませんでした。 / 水曜どうでしょうの企画発表には、私自身の懐かしみがないわけではないのでした。 /// 2458

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?