
自分だけ持っていないのが嫌な理由【(1)なぜみんなクルマを買ってしまうのか?】
こんにちは!
どーも!ゆ〜せ〜です!
今回は、なぜみんなクルマを買ってしまうのか?ということについてお話したいなと思います。
私自身クルマ好きなだけに、なぜみんなクルマを持っているのか、買うのかということに疑問をもっています。
それは、多くの人がクルマに詳しくないまたは興味が無いのにもかかわらず、多くの人がクルマを持っているからです。
ふつう人は詳しくないものは敬遠する傾向がありますが、なぜクルマはみんな好きでもないのに買うのか、そこを深堀って考えてみたいなと思いますので、最後までお付き合い下さいませ。
1. 日本人の多くはクルマを保有している
まずは、実際日本人がどれくらいクルマを持っているのか見てみましょう。
自動車検査登録情報協会によると、日本人は8100万台以上のクルマを保有しています。(2017.3月末時点)
当時は1億2500万人ほどの人口でしたから、およそ65%(8100万÷12500万)の人がクルマを持っていると計算することができます。
ただし、この保有台数は企業も含んでいますので、一概に65%の人がクルマを持っているとは言いきれませんが、全体の50%ほどはクルマを持っていることでしょう。
実際、私の家の周りでもクルマを持っていない世帯の方が少ないことからこの統計は完全に的を射れていないとは考えにくいです。
では、この事実からなぜみんなクルマを持っているのでしょうか?
これについて考えていきます。
2. バンドワゴン効果によりクルマを買う
小学生のころ、自分だけポケモンをやっていないなんて信じられなかった、、、。
実際、私はポケモンこそ持っていましたが、他のDSのソフトはあまり持っていなかったので、友達に借りたり、教えてもらっていました。
皆さんもDSに限らず、子どものときに流行っていたものを自分だけ持っていないのに強烈な劣等感を感じたことはありませんか?
人と比較すると、自分が劣っているとネガティブに感じてしまうことは人間としてはごく普通のことですので、自分のことは責めないで大丈夫ですよ。
話を戻すと、みんなが持っているのにもかかわらず自分だけ持っていないというのは、強烈なコンプレックスになるし、他人に劣っているという劣等感も感じることになるということです。
この他人にはあるのに、自分にはない。だからそれがほしいということをアメリカの経済学者であるハーヴェイ・ライベンシュタインがバンドワゴン効果として提唱しています。
バンドワゴン効果とは、一般にある選択を支持する人が多ければ多いほど、その選択に対する支持がより強くなる現象のことを言います。
例えば、ルイヴィトンやプラダ、クルマで言うならば、メルセデス・ベンツやBMW、ポルシェも全て支持する人が多いから、みんなほしい、憧れるとなるわけです。
実際、質やデザイン性が高いものであることは間違いありませんが、今は考えないようにしましょう。
バンドワゴン効果はみんな持っているからほしいだけではなく、みんながやっているからやりたいとかみんな始めたから僕も始めたいというのも含まれます。
さらにバンドワゴン効果は、インターネットショッピングでレビューが高いから安心して買うというものも含まれます。
こう考えるとバンドワゴン効果はかなり広義の意味があるということが分かります。
経済学・マーケティングの分野でバンドワゴン効果を考えるのであれば、バンドワゴン効果は、「人が持っているから自分もほしい、流行に乗り遅れたくない」と言う心理が作用して、他者の所有や利用が増えるほど需要が増加する効果となります。
この効果により、「みんながクルマを持っているから、僕もクルマをほしい、買いたい」となるわけです。
すなわち、他人が所有している事実から所有欲をくすぐられるということです。
クルマを買う理由はいくつかありますが、バンドワゴン効果が大きな影響を与えているのは言うまでもないでしょう。
続きはしばらくお待ちください。
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