ふわふわした気持ちと冷めた気持ちと
約束や予約は苦手だけど、デートプランを考えるのは楽しい。ランチって言ってたけど、その後も時間あるかな。少しでも一緒にいたいから遠くへ行きたい。特別な気持ちがある人となら、ちょっと先のことを考えるのも悪くない。
自分が行きたいところではなく、一緒に行く人が楽しめそうなところを探す。自分ひとりで行きたいところへ行って、やりたいことをやりたいタイミングでやるのが好きなのに。自分ではなく、一緒に行く人に喜んでもらいたい。
基本、私は自分本位で誰かのために何かをすることはない。そう見えたとしても、見捨てて後味の悪い思いをしたくないからとか、尻拭いが回ってこないようにとか、自分のためにやっているだけのこと。
かつても今も、特別な気持ちを抱く人を喜ばせようとするのも、それで自分がハッピーになるから。結局のところ、すべて自分、自分、自分。だから傷ついたり、いやな気持ちになるとわかったら、ばっさり縁を切る。どれだけ特別であっても、これ以上信頼できる人に出会えないとしても。誰より自分のことがかわいいから。
デートを前に浮ついているけれど、たぶん何かあればすぐに逃げ出す。そして思い出の中で生きていく。写真をあまり撮らないのは、その場面を記録するよりも記憶しておきたいから。そして家に帰って言葉で記す。一緒に過ごした人を思い出すためではなく、そのときの自分の気持ちを懐かしむために。
ふたりでいても、私は私の方しか見ていない。だから私はひとりだし、これからもひとりで生きていく。私の思い出とともに。
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