感情日記10月11日～野良ネコに心が痛む

［心痛む］

シェアハウスに生後半年くらいののらネコが現れた。見に行く人々。
数年前、晩秋のイベント会場で同じ光景を見た。ガリガリののらネコをなでて、抱いて、食べものやって。そしてみんな、「じゃあ、またね」とネコを置いて立ち去った。
だったら、なでるなよ。抱くなよ。優しくするなよ。
そうして、一度もなでも抱きもしなかった私がそのネコを連れて帰った。今も布団の上でぐっすり眠っている。

エサがもらえて一瞬でも空腹がおさまる。なでてもらって一瞬でも幸せを感じる。それは確か。
でも自分だったらその先を期待する。明日もあさってもごはんもらえるんじゃないか。暖かい場所で安心して眠れるんじゃないか。その期待が裏切られるのはつらい。
だから、のらネコを「かわいい」となでたり抱いたりエサをやらないでと思う。ネコが期待したり、裏切られたと思うはずもないのに。