QC検定1級 論述対策:標準化
社内標準化は、決められた標準を確実に遵守することが大切である。標準がある目的、標準を守らないことの影響という基本的な事項を完全に理解させることからスタートする必要がある。さらに、標準が遵守できる力量を身につけさせることも重要となる。自身が関与した自社の標準を用いて、下記の観点から記述せよ。
1.標準を定めた背景
2.標準の内容とねらい
3.標準の遵守状況把握
4.その成果の具体例(品質向上ではなく、何が、どうなったのかを記載すること)
5.反省と今後の課題
例文(721文字)
私は、自動車部品の製造会社に勤務している○○年目の社員である。現在、プラスチック部品の品質保証業務を担当している。標準類作成の指導立場におり、以下に記述する。
1.標準を定めた背景
お客様から不具合情報を入手した後、暫定処置として在庫品の再検査を実施した。再検査品の箱ラベルの右上にレ点を付けて識別し、出荷した。後日、再検査品の箱の中にボールペン混入があったとの情報連絡が入った。検査部門に確認したところ、識別時のレ点を付けた際のボールペンであった。更に現場の担当者にヒアリングし、再検査時の手順書がない状態で実施していたことが分かったので、手順書の作成が必要と判断した。
ここから先は
447字
¥ 1,000
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?