【体験談】他大学から東大院試に合格するためのロードマップ
はじめまして、他大学から東大大学院(理系、理学系研究科と新領域創成科学研究科)に合格した、たなかです。
東大の院試を受けて、東大で勉強、研究をしたいと思っている大学生に向けて、そのノウハウを公開していくことを目的に、このnoteを書いています。
他大学から東大の院試を受けるのは、内部生より難易度が高い
私が受験をしたのは数年前で、今では入試の方式(特に英語)は少し変わっていますが、例えば他大学への入試を受ける流れやルールなどは、変わることはありません。
自分の大学の、自分の研究室を希望して受験をするなら、情報収集もしやすく悩むことも少ないでしょう。
しかし、他大学から東大の大学院を受験しようと思っている人は、研究室見学から出願、受験までの流れをすべて一人で行わなければなりません。
特に地方の大学から東大を出願する場合、交通費もバカにならないし、効率良く動かないと、せっかくの貴重な時間が不発に終わってしまうこともあります。
そこで、このnoteでは、他大学から東大の院試に合格するまでのロードマップをまとめています。
「院試の知識が全くなくて、何から手をつけてもいいのか全然わからない!」
という人でも、1つずつステップを踏みながら解説しているので、段階的に理解できるようになっています。
東大院という舞台で待っているもの
他大学から東大の院試を受けるという、いわば少しアウトローな野望を持っているあなたには、ぜひその野望を叶えてほしいと思います。
きっと、その先には、大学3年生や4年生のときに同じような選択をしてきた、素敵な仲間に出会えることでしょう。
そして、研究レベルも教授陣も超一流です。
これから、研究者になっていこうと思う人には、最良の選択の一つになっていくことでしょう。
前置きはこのくらいにして、本題に入っていきましょう。
東大院試までの全体像
さて、ここからが本題です。
まずは、東大院試までどのようなことをすべきかの全体像について書いていきます。
ロードマップの俯瞰図的なものですね。
まず、全体を知ることで、1つ1つの理解がより進むことでしょう。
院試に限らず、ある目標を達成するためには、それを得るためにどのような道筋を辿ればよいのか初めに知っておくことは大きなアドバンテージになります。
ぜひ理解して実践していきましょう!
大まかな流れとしましては以下の通りです。
志望研究科、志望研究室の決定
募集人数、受験者数、合格者数などを知る
受験科目、受験方式を知る
大学院入試説明会と研究室訪問(穴埋めで使えるメールテンプレあり)
志望する研究室の受験を許可してもらう(穴埋めで使えるメールテンプレあり)
現在所属する研究室の先生への報告
願書出願の注意点
受験当日の服装について
面接で聞かれることリスト(実際に聞かれたことも公開)
院試合格後、すべきこと
どうでしょうか。
当たり前と言ったら当たり前のことばかりかもしれませんが、どれも重要なことばかりです。
これらのことを、正確に着実に進めていくことが東大合格への必須条件です。
大学受験までは、高校の先生や予備校の先生などが進路相談に乗ってくれ、模試も数え切れないほど受けて、自分の実力を定期的に確かめることができていました。
また、入試の仕組み自体も非常にシンプルで基本的には学校の先生に聞けば何でも教えてくれました。
センター試験の願書も学校で一括で申し込んだ人もいるでしょうし、二次試験も家族のサポートもあったでしょうから受験勉強以外の苦労というのは少なかったでしょう。
しかし、大学院入試は全く異なります。
受験までの手続きは全て一人で行わなければなりません。
大学受験では志望学部学科を決定すれば受験できましたが、大学院入試ではほとんどの場合、研究室見学をし、出願許可を得る必要があります。
このことは募集要項にはっきりと記載されています。
大学院入試で必要とされているのは、学力以外に「主体的に行動できる力」であると考えられます。
では、それぞれの項目について具体的にどのように行動していけばよいのか。
大まかに示した各項目については、様々なポイントがあります。
1つずつ解説をしていきます。
1.志望研究科、志望研究室の決定
皆さんの「東大の大学院にいきたい」と思う理由はなんでしょう?
おそらく皆さんそれぞれ違いますよね。
「自分のやりたい研究が東大の研究室でないとできない」
「志望分野で最も進んでいるのが東大の研究室である」
「東京大学で博士号までとりたい」
という積極的な意見を持っている人から、
「とにかく東大に入りたい」
「大学入試よりも難易度が易しいと聞くから挑戦してみたい」
「就職に有利だから」
といったような人までいるでしょう。
私の場合は、
「自分が志望する分野で最も研究が進んでいる研究室が東大にあったから」
という理由でした。
そして、私には将来研究者になりたいという夢がありました。
博士課程への進学率が非常に高い東大の大学院に入学できれば、研究者を目指す同期や先輩と知り合いになれる機会が多く、自分にとって大きくプラスになるという期待もありました。
私のような、志望する研究室、研究分野が決まっている場合は、話は簡単です。
その研究室が所属している研究科を受験すればよいからです。
そうでない人は、オープンキャンパスに参加をしたり、それぞれの研究室の研究内容をホームページで読んでみたり、少しでも興味のある研究室を探してみてください。
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穴埋めで使えるメールテンプレや、私が院試の面接で実際に聞かれたことリストも共有しています。
お値段を見て高いと思うか、安いと思うかは人それぞれですが、自分の将来のために、より有利に院試を戦うための先行投資としては、私は安いものだと思っています。
それでは、続きをどうぞ!
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