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のびプロが私に教えてくれた、3つのこと。

ああしたら、どうなる?
こうしたら、うまくいく?

考えなければ、進まない。

だけども、考え始めると、
次から次に決めないといけない事が浮かんで、
全然前に進まない。

前に進まなくなると、
迫る期日への焦り、不安、心配…the end.

やりたいと思って走り出したはずなのに、
私は本当にこれをやりたいの?
これが好きなの?

と。
やりたくない。やめて楽になりたい。

……。

違う。

考えなければ進まない、ではない。

私が楽しまないと、のびプロは始まらない。

たのしいこと、わくわくどきどきすること。
のびのびするほうへ。

そんなこんなで、
気がついたら、のびプロが私を夢中にした。
私が、のびプロに夢中になった。

その先にあったのは、
あのまま辞めていたら、
絶対に描けない未来だった。

絵の具あそび 2024/11/03
ミニアート展 2024/11/16-18

のびプロが私に教えてくれたこと


2025年になりましたね。
2024年は、休学へと舵を切った年。多くの豊かな出会いに恵まれて、自分自身を右へ左へ試しながら、楽しみながらも、もがきながらも、幸せな時間を過ごすことができました。

特に、静岡の焼津で「わたしの商店街クエスト」の2期生として活動し、自分自身の企画である「のびプロ」を現地で活動させることができたことは、わたし自身の生き方、考え方に大きな影響を与えています。

商店街クエスト、のびプロ。
どういう見方・切り口で振り返るかで、色んな表現ができるなと思います。正直、言葉に溢れて過ぎていて収拾がつかないのですが、のびプロが私に教えてくれたことを頑張って3つに厳選して、まとめてみました。

それが、こちらです。


❶「夢中になる」ってすごい。

❷完璧じゃなくていい。私が楽しむこと。

❸「お喋り」から生まれた偶然。



❶「夢中になる」ってすごい。


私がのびプロに夢中になったのは、11月3日に焼津の商店街で行われた「みんなのアソビバ」で、こどもたちと絵の具あそびをしたときからです。自分がやりたいこと、イメージしていたことが、初めて目に見える風景となったときです。

こどもたちが、手のひらに絵の具を広げて、色を混ぜて、色の移ろいに目を丸くしたり、大きなキャンバスに絵の具を広げてキャッキャッ言ってたり。絵の具に夢中になって、ニコニコ、きらきらしている様子をみて、私がそれまでに抱えていた不安事、心配事、プレッシャー、ネガティブな感情が一切吹き飛んでいったのを覚えています。

こどもたちがこんなにも楽しそうで、嬉しそうで、コロコロと笑みがこぼれている。そんな空間で最も影響されたのが、この私でした。

こどもに帰ったみたいに、頭から足の先まで絵の具まみれになって、遊んでみる。ただそれだけなのに、こどもたちが本当に楽しそうだから、わたしまで楽しくなっていました。それを見守ってくださる地域の方もまた、あったかくて優しくて、そんな安心で温かい空間だったからこそ、こどもたちも私も、のびのびできたのだと思います。「地域がゆりかごみたいだ」と思いました。
私の夢中スイッチは、ここから始まりました。

純粋に「たのしい!」。ただそれだけ。

自分をトリコにさせる、夢中にさせる、そんな「なにか」に出会ったとき、人は、ものすごいエネルギーの渦をつくり出しているように感じています。時を忘れ、場を忘れ、まわりが見えなくなるくらい、ぐわーーーっと。

そんな自分になれる時間、場所、コンテンツは、誰にも負けない、強さがあると思います。自分らしくて、自分だけの特別な強さです。

夢中。

大人になればなるほど、夢中になるのが難しくなるように感じますが、夢中になれる「なにか」を持っている、知っている、夢中になれる環境があることは、武器だと思いました。そして、夢中の渦に他の人を巻き込んで、人の幸せや笑顔を増やせることは、もっと素敵なことだなぁと思いました。

それが、私がのびプロをやっていて良かったと思った理由の一つであり、のびプロが私に教えてくれたことの一つです。

ゆりかごみたいな地域だなぁ


❷完璧じゃなくていい。私が楽しむ。


完璧に仕上げたい、
自分の力だけで踏ん張りたい。

そうやって、自分の殻にこもって、
あれやこれやと考えていくうちに、
不安の渦に飲み込まれていく。

それでも自分でどうにかしようとする。

なかなか前に踏み出せない。
決められない。進まない。タスケテ…。

うんうん。
私がよくハマる沼は、こんな感じです。☝️

しかしながら、結論、のびプロにおいて、学校みたいな「完璧」も「正解」もないのでした。自分で「やりたい」と言って始めて、ゼロからイチをつくる時間を過ごしているのに、スタートラインから、模範解答例みたいな答えは、私自身も、どなた様も、持ち合わせておりません。

そうだと分かっているけれど、でもでも、なーんとなく、誰かが正解を持っているような気がして、他人の評価・助言に心を左右される時間が続いたのが、のびプロの準備期間。

「うまくやりたい」、「すごいね」と言われたい、そんなふうに他者に評価を委ねて評価されることに甘えて、褒められて不安から解放されたくて、ありもしない他者の期待に応えようとして。そこに主語である「私」がなく、やりたいことをやろうとしている自分に、自信がなく、なんだか空回りしている感じでした。
(全然楽しくなかったし、苦しかった)

今思えば、
考えることや、他の人の目にがんじがらめになるのではなくて、「やりたい」、「やってる時間が楽しい」、そして「"楽しい"に素直になると自ずと前に進んでいくな」というような、その感覚が大事だったのではないか、それがのびプロの核心部ではないかと、振り返ります。

大事なのは「私」だと気がついたのは、のびプロの準備期間中に「ももち、全然のびのびしてないね」と言われたことがきっかけでした。

「ももち × のびのび」

おいおい、私全然、のびのびしてないじゃん。
くよくよ考えて、やる前から不安になって、やめたくなって。何してんだ!ほんまにもう。

最も大事なことは、「私が楽しむこと」。
それがのびプロの核心部であり、原点。
私がのびプロをしたい理由。

目の前のこどもたち、大好きな商店街の人を、一人ひとりから、笑顔にできたらいいなと、私もその中で笑っていたいな。

本番はそんな日にしよう。
それだけを考えよう。

絵の具遊びの前日の夜、
その風景だけを想像して眠りにつきました。

わくわく、どきどき、そんな楽しさが、人を夢中にさせるきっかけなのかもしれません。


いぇーい!


❸「お喋り」から生まれた偶然。


焼津には私の大好きな人たちがいっぱいいます。

____

☕コーヒーショップで、いつも私のくだらない雑談や弱音を、右から左に付き合ってくれる店主。

🧸いつもなんとなく足を運びたくなって、気付いたらレジの前に座ってお喋りしてしまう、商店街の雑貨屋さん。

🏠️ほんまに私は孫なのかなって思うくらい、家族のように大切にしてくれて、焼津のことを沢山好きにさせてくれる、焼津のおとんとおかん。

______

ここだけでは到底紹介しきれないくらいの、個性あふれる素敵な皆さんがほんとに沢山いらっしゃいます。のびプロのミニアートは、そんな皆さんとの、何気ない日々のなかで、お喋りしながら生まれたミニアートです。

のびプロの進捗や、不安だったりを吐露したり、「こんなことしようと思ってんねんけど…」と相談してみて、「いいね👍」と言われたり、「そんなのうまくいくわけない😤」って言われたり、まあ色々です。

そんな機会が、
日常のなかで数え切れないくらい沢山あって、

「ももち、こんなんどうやろか」とか、
「紹介したい人がいるよ」とか。

その日たまたま出会ったり、喋ったりしたその先で、ふわっと生まれた偶然のアイデアが、リレーのように繋がったり、私と誰かを繋いだりして、ミニアートがだんだんとカタチになっていきました。

すべてを、自分の範囲だけで完璧にしようとしなくて、良かったと思いました。

実際、のびプロが今回のようなミニアートになったのも、商店街のお店で偶然飾られていた筆ペンのポストカードと、それを見たオーナーが「これ最近人気なんよね~、あの絵の具のキャンバスもこんな感じにできるんじゃない」と、ぽろっと言われた一言がはじまりです。

「なにそれ!おもしろい!やってみるー!」

と私。一目散に製作にとりかかって、
気がついたら、「どんな感じ~?」って様子を見にきてくださる方だったり、「あれからどうなった?」と声をかけてくださる方だったり、「ももち、いらない木片があるんだけど、これ、アートのスタンドにできない?」と、つくって届けてくださる方もいらっしゃったり。

私にとって大切な人たちと、何気なく「お喋り」することによって生まれた偶然のアイデアで、

私一人じゃなくて、色んな人がのびプロの一片となって関わってくださり、結果、多くの人のアイデア、出会いを閉じ込めた完全オリジナル、焼津の商店街が生み出した「ミニアート」が生まれたのだと思いました。

でもその偶然は、
必然だったのかなとも思います。

いいミニアートをつくりたくて「お喋り」していたわけではありませんが、何気なく「お喋り」できる場所を私が沢山もっていたことは、私にとって、とても幸せな事実で、どんなふうに転んでもきっと、素敵なナニカができあがっていたと思います。

改めて、そういう土地に出会えた過去の自分の数々の選択に感謝ですし、何よりも、いつもホームのように待っていてくれる焼津の皆さんに心から感謝しています。

地域の方のアイデアで生まれた木片スタンド
完成したミニアート


おわりに ~来月は焼津に行くよ〜



❶「夢中になる」ってすごい。

❷完璧じゃなくていい。私が楽しむこと。

❸「お喋り」から生まれた偶然。


以上、3つに厳選してまとめてみました。
いかがだったでしょうか。
まだ色々と言い残したり、言い足りないことがあるのですが、それは、来月2月23日に焼津で行われる、「わたしの商店街クエスト2024」の最終報告会で語れたらいいですね!

私は、「のびプロ」という、自分で命名して作り出したコンテンツのおかげで、新しい人との出会いをもらい、苦くとも楽しい時間を過ごすことができました。挫折しながらも成長できました。

例えば、

_________

のびプロを考える過程で、
ももちを心配して、みんなの公民館まるに会いに来てくださる方がいらっしゃったこと(涙)。焼津市内外の方と新しく繋がることができて、お話を聞いて頂けたこと。

絵の具遊びの準備の過程で、
静岡のアーティストさんに繋がることができて、素材を提供してくださったり、当日、応援に駆けつけてくださったりしたこと。

絵の具遊びをやってみて、
焼津のこどもたちといっぱい遊んだこと。楽しい思い出がいっぱいになったこと。焼津のパパやママに「ありがとう」「思い出が勝ったよ」と言ってもらえたこと。

ミニアートを作りながら、
「私って、やっぱりこういう手仕事スキよね」と思えたり、その過程を楽しめたこと。夢中に作り続けたこと。

ミニアートを届けてみて、
「いまの私に必要な言葉をもらえました」と言って頂けて、誰かの背中に寄り添えたこと。路上でビラ配りをしていたときに出会った方が当日に「来たよ〜」って本当に顔出してくださったこと。通りすがりの知らないおじ様が、作品を見るやいなや、いっぱい手にとって購入してくださったこと。会期中、何度も様子を見に来てくださる地域の方に感謝の気持ちで一杯になったこと。

のびプロが一段落したあとも、休学の旅路の途中で出会った方に、ミニアートの話をすると、「これ欲しいんだけど!」「次はいつするの?」と声をかけてくださる方がいたりすること。

__________

数え切れないくらいの、
大事な瞬間をたくさん頂けて、
のびプロを通して、たくさんの「繋がり」と「わくわくドキドキ」に出会うことができました。

私はとっても楽しく休学しています!
ということで、来月は、3ヶ月ぶりに焼津に行けることがとても楽しみです!

休学も残りわずかだ!


のびプロが私に教えてくれた、3つのこと。
| Ep.17

※写真は一部、地域の方に撮影頂いています。
  素敵なお写真をいつもありがとうございます😊
  ・タイトル写真:みきとさん
  ・1枚目〜3枚目:やぎちゃん

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ももち | 大学休学中
読んでくださりありがとうございます。この記事いいなと感じてくださった方、良ければ応援お待ちしています。1つ1つの記事、言葉が、どこかの誰かに届いていると嬉しいです。