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私が好きになったフィルムカメラのお話。

大学を休学してから、記録用にカメラが欲しいなと思い続けては、高価な買い物になかなか手が出せず、たまたま入った商店街の小さなカメラ屋さんで私が出会ったのが、フィルムカメラでした。

友人がフィルムカメラを使っていて、「それ、いいね〜」とは言うものの、何がいいのか良くわからなかった私。

フィルムを買うのにお金はかかるし、
現像にもお金がかかるし、
写真を印刷するならさらにお金がかかる。

それなのに、なぜ、フィルムなのか。

そんな興味と疑問から、
「欲しいミラーレスカメラを買うためのお金が貯まるまで、フィルムカメラでいっかぁ〜」
となんとなく始めたフィルムカメラですが、

今ではすっかりフィルムの虜になっています。

私たちは、
みんな同じ世界にいるようで、
目に映る一人ひとりの世界は、
違っている。

ファインダーを覗いて、
私が見ているこの世界と、
私の心が動いた瞬間で、
シャッターを切る。

その人だけしか味わえない世界の、
その人にとっての大事な一瞬を、
特別に切り取って、他の人が見えるように表現できるのが、フィルムカメラの魅力だと思います。

目まぐるしく変わっていく「この世界」の一瞬と、感情の移ろいの中にいる「撮り手」の一瞬が掛け合わさった、唯一無二の表現。作品。

その表現は、枚数が限られていて一枚一枚の特別感があるフィルムカメラだからこそ、余計に引き立てられているのかもしれません。

うまく映らないかもしれないのに、それでもいいから残したい、この一瞬にかけたいと思える「こだわり」の瞬間に向けて、祈るようにシャッターを切る。

フィルムカメラならではの味です。

そんなこんなで、私は休学してから、
フィルムカメラがとても好きになりました。

先日、休学してから撮り貯めてきたフィルムを3本、現像してきました。カメラ屋さんのおじさんに会うのも、かれこれ1年ぶり。2024年の4月から最近までの一枚一枚を、ようやく目にすることができました。(今日は2025/01/27)

2024年の4月ともなると、正直、何を撮ったのか覚えてないんですよね。
でも不思議なことに現像した写真を見てみると、一枚一枚にちゃんとストーリーがあって、遠くにいっていた色んな記憶も一緒に蘇ってくるのです。あの場所や、あの人や、あの気持ち。

撮った写真をすぐに確認できなくて、
少し寝かせて熟成させて、
ドキドキしながら現像を受け取りに行く。

この手間が一枚一枚の思い出に、
額縁をくれます。

今日はそんなフィルムカメラのお話でした。

休学も残り3ヶ月を切りました。
この4月からは大学に戻るつもりです。
今は、少しずつ、休学のまとめ、次に繋ぐ締めくくりの時間を過ごしています。とは言え、まだまだ地域を転々としていますが。

noteにて、少しずつ休学を振り返っていこうと思いますので、またここに遊びにきてくださいね!今回、現像したフィルムの写真も、記事の中にところどころ載せていきます🔅


私が好きになったフィルムカメラのお話。
| Ep.18
2025/01/27 

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ももち | 大学休学中
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