残酷な神がいる
守護霊なり守護神なりがいるとして。
私担当のそれは、そうとうにひどいやつである。
「もう死んだほうがマシ、ていうか、死ぬだろこれ」
という目に遭わせておいて、ひとを絶望させておいて、その直後にほんのちょっとだけ希望を与える。
ずっとそうだ。
仕事のない月が延々続いて「もうだめだ」と思ったその頃に、ちょっとした小さな仕事が入って息がつける。
けど、それは状況の改善にはならず、もっといえば、次の絶望への準備みたいなものでしかない。
実際、この十数年、状況はじりじりと悪化し続けている。まだ生きて個々にあるのが不思議なくらいだ。
今回の熱病もたいがいで「あとちょっとで手遅れになりかかってた」ところまで悪化し、その余波で仕事も「万策尽き」かけている。正直逃げ出したい(逃げるような気力、もうないけどな)。
けど、(どうやらぎりぎり投与が間に合った)抗生物質のおかげで回復しつつあるアタマが、「『ハランクルク 帝国の盾』の落とし所」を思いついた。
これでラストまで書ける……かもしれない。
今回の「ちょっとだけの希望」はこんなものだ。
割が悪すぎる。
たまには、引き換えに現金1億円くらいくれよ。
頼むから。
──そんなわけで宣伝。
痛快活劇メカアクション小説『ハランクルク』。
走れ、そしてどつき倒せ!
鉄のマシンを駆る男の戦い!
まずはガイドページから
https://note.mu/tanaka_kei/n/n63155ad058c6