初めてできた。
前回の茶碗を本焼した。
結論から言うと、「こうなる」と予想した通りになった。釉薬の厚み、温度調整の兼ね合いや窯の癖を経験値で図った。
本当なら、ちゃんと正確に数値化して記録しなきゃいけんところ。そこはアマチュアのアマチュアなところ。大体でよかろうと言う甘い精神と、「偶然」の結晶に期待しているから。正確に数値化して記録しても「上手くいく」事なんてなかなか無い。半ば諦め、半ば抗い、そこで出た結論が大体こんな感じと自分の感覚を優先しようと思った。
でも、今回の成功で少し欲が出てきた。
数値化して徹底してサンプル造りもしていこうかなと。ルーシー・リーも売れない頃、ボタンを作りながら釉薬のテストをしていた。
そしてもう一つ、成形もも大事だが、釉薬の方がもっと大事だなと実感した。(気づくの遅いなぁ)
少し深い深度で陶芸に関われそうだ。
多分、、今までは波打ち際。今は膝の高さまで。
カイラギ。今までネットや本で調べた通りにしていたがなかなか上手くいかず、気づいたのが釉薬の濃度。その次に焼成温度の上げ方。特に焼成温度は窯の環境で全く異なることを痛感した。
ちなみに今は伝統工芸っぽいモノをテーマにして作陶中。次のテーマは今っぽいものと決めている。
たかが趣味、されど趣味。ちゃんと取り組めば世間と自分、自分と自分の関係が見えて来る。