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先日、高台を削った器に白化粧を施す。 上手くいったけど、眺め過ぎて「コツン」と机の角にぶつけてしまう。 あとはいじり過ぎてしまい、、、泣いてしまった。
いつも自分のセンスの無さに嘆く工程。それが高台を削る作業。 掻きベラやカンナを何種類か使った挙句、「なんか微妙に違うな」となる。 今日はそれがどうだ?気持ちよくできたぞ。手も早めに止めて潔い。 色んな場面で判断が遅いとよく言われる。そんな自分が今日のこの時間だけは違っていたようだ。 次はいよいよ化粧がけ。この気温だと1日半くらい発泡スチロール箱に寝かせたらちょうどいい塩梅かも。明日の夜かな。
ボチボチとろくろを挽いている。寒くなりストーブも焚いた。水が冷たいのは堪えるが、冬のひっそりとした空気の中で作陶ができるのは至福だ。 普段はサラリーマンで客の人生に振り回される日々に、こうして何人も入れない領域を作ることは大事だ。特に自分の場合、普段が接客業でフェアトレードじゃない場面ばかり。お客様のご要望と言う、ほとんど見ず知らずな他人のワガママに悩み、もがく日々だ。最近歳を取ってくるとそんな事ばかりに自分の命を使うのは勿体無いと思うようになってきた。ちゃんと自分そのものの