【あなたの番です】オープニングの赤マルの謎から考察。事件の鍵は管理人の床島比呂志が握っている・10話終了時
10話見ました?まだ菜奈ちゃんの死が受け入れられていないですが菜奈ちゃんのためにエンヤコラです。
答えは出ていませんがようやく細い光が差した気がしたので考察を置いておきます。
ちなみにそれまでは8話に書いた犯人の考察からまったく進んでいなかったりします。
そう。8話から犯人の考察がまったく進んでいない。
色々可能性を探ってみたものの結局「黒島沙和」で共犯者が「黒島の彼氏」だったり「江藤」だったり10話で怪しさ満載になった「神谷刑事」になったりするだけで何も進んでないのです。
これでもある程度辻褄が合うのですが、じゃあ児嶋佳世はどうして殺されたの?甲野貴文は?何のために交換殺人ゲームをしているの?
ここを別の犯人にしようにも動機を埋めると犯人が、犯人を埋めると動機が埋まらないのです。
以前に書いたように黒島か共犯者をサイコパスにして全部やったことにしないと辻褄が合わない。
で、この煮詰まった考え方を一度捨てて違う角度から攻めたいとずっと思っていました。
オープニングの赤マルからの考察。
本編と関係ないところから攻めるのは正攻法じゃない気がして気が引けるのですがオープニングの赤マルがまた話題になっていたのでしばし考えてみました。
「大きな隠し事をしている人に赤マル」そして早苗は「大きな隠し事である子供の事がバレたので赤マルがなくなった。」というのが大多数の人が賛同している意見になりますでしょうか。
これを見るたびに「じゃあなんで旦那の榎本正志は赤マルが付いていなかったの?早苗と一緒に隠してたじゃん。」といつも思っていました。
もうひとつの赤マルの可能性。
もうひとつ似ているけど少し違う意見をたしかツイッターで見たんだと思いますが、探しても全然見つからないので夢か幻でも見てたのでしょうか……最近ドラマのせいで変な夢を見ますし……
その意見は「赤マルの人は家族関係に隠し事がある人。」というものだった気がします。
(ツイートを見つけたら貼っておきます。)
まぁ、これも結局「だったら榎本正志はなんで赤マル付いてないんだよ。」ってことになるのでスルーしていたんだと思います。
でも考察も行き詰まっているので取っ掛かりとして、どうしてもこの意見を取り入れて仮説を立てていきたいと思いなんとか辻褄を合わせようと榎本正志に赤マルが付いていない理由を考えました。
榎本正志は職場では子供がいることを隠していないのでは?
息子の総一は以前は誘拐とか無戸籍じゃないかと推測されていましたけど、実際の息子となると会社で扶養家族の手続きとかもあるので子供がいることを隠していないのではないだろうか。
子供がいるからって別に誰かが見に来るわけでもないわけで、職場では隠しているほうが何かしら面倒になりそうです。
もちろん監禁していることは隠しているが、血縁関係では嘘をついていない事になります。
「大きな隠し事がある」では榎本正志に赤マルはつくが「血縁関係で隠し事がある」では赤マルが付かないことになります。
ツッコミどころがあるのは分かりますが、一応これで説明がつくとすると色々と仮説が立てやすいです。
ただの隠しごとなら無数にありすぎて手が付けられませんが血縁関係となるとだいぶ絞れてきます。
よくよく考えると今までの大きな事件って結局血縁関係です。
このドラマは家族関係の秘密を軸にしたドラマ?
細川が菜奈の旦那だったり、榎本早苗に隠し子がいたり、赤池夫婦殺害も遺産が目的なら血縁関係の可能性が濃厚です。
もしかしてこのドラマってそういうドラマなんじゃないのか?と思えてきました。
で、わたくし実は同時に違う角度からも攻めていたのです。すごい。
真実はいつもオランウータン!!!
最初は「何言ってんだこいつぶっとばすぞ。」と思っていた言葉もすでにお馴染みになってきました。みんなご存じのオランウータンタイムです。
最初の頃に話題になったのでみんな知っていますが、一応説明しておくと「モルグ街の殺人」という推理小説で犯人が実はオランウータンだったという思いがけない結末だったことから、翔太達が推理する時の合言葉みたいになっているという解釈でいいですかね。読んだことないですけど。
で、改めてモルグ街の殺人をwikipediaで見てちょっと思うことがあったので読まなくてもいいですけど置いておきます。
「出発点の怪奇性」と「結末の意外性」という法則や、謎の解決のためのデータを真相開示までに読者に提示しておく「挑戦」の原則、密室を初めとする不可能犯罪とそれを可能とする「トリック」、推理を最終場面で一括して披露する形式、また作品全体に通底する衒学趣味など、いずれも「モルグ街の殺人」で描かれている。読者が「真犯人」を容疑者としてリストアップできないことや、「密室」の状況説明の不十分さなどが、現代の推理小説のルールからは外れているとの指摘もあるが、この作品を基に、ポーの死後、推理小説というジャンルが成立したのであるから、それらの主張は本末転倒以外の何物でもなく、誹謗中傷と言って差し支えないものである。
もし黒島が犯人だとしてもそれ以上に衝撃的な展開があるはずです。
「真実はいつもオランウータン」だとすると、黒島はオランウータンじゃない......気がします。
黒島が犯人だとしても更に真犯人がいる可能性もありますし、犯人以外のところで衝撃的な展開があることも考えられます。
じゃあ誰がオランウータン?
ここで先ほどのオープニングの赤マルを思い出してください。
翔太、菜奈、黒島、田宮、佐野、床島の6人です。
あれ?オランウータンっぽいのが混じっている気がします。
まだ何も検証できていないので適当ですが、赤マルが血縁関係の隠し事があると仮定して書いてみます。
翔太(双子か3つ子)、菜奈(子持ち)、黒島(赤池のいとこ)、田宮(???)、佐野(???)、床島(オランウータン)
あれ!?やっぱりオランウータンが混ざっています!!大変です!
菜奈の子供がいるんじゃないかというのは前から言われていて子供じゃないにしろ何かしらの秘密を持っている伏線らしきものはありました。
翔太も婚姻届けの出生から三男で親の年齢から逆算すると双子か三つ子じゃないと合わないという見解が最初の頃にありました。
重要人物の双子や二重人格をオチに持ってこられるとちょっと嫌ですが、事件と関係ない物語の部分なら許容範囲でしょうか。
で、オランウータンですが最初の被害者の管理人の秘密がまだ明かされていないのも不可解な気がします。
血縁関係で何か大きな事があるとすると、そうですね、例えば床島が双子だったとか。
管理人の床島比呂志が双子だったら完全にオランウータン。
しかも二人でひとりを演じて暮らしていたのかもしれません。
そうなると、1人が死ぬともう1人はこの世にいてはいけない存在となります。誰にも見つからず暗躍していたのかもしれません。
管理人室の謎の小部屋も明かされていないですし。
もしかしたら3つ子かもしれない。
それを西村だけが知っていて麻雀を4人でやっていたかもしれない。
床島3人と西村で麻雀・・・とてもシュールな映像になりそうです。
「モルグ街の殺人」での「読者が真犯人を容疑者としてリストアップできないこと」にも通じます。床島死んでますもの。一番オランウータンっぽいですし。
そうなると田宮が監視カメラで見たのも床島だったかもしれませんね。そりゃ寝込みます。床島死んでますもの。オランウータンですし。
双子や二重人格オチは嫌だなぁと思って最初から考察していませんが、これだけ翔太や黒島の双子説、二重人格説が出たり消えたりしている中で、床島なら完全に裏をかかれた感じがします。完全にオランウータンです。オランウータンの中のオランウータンです。
まぁ床島が3つ子でないにしろ、家族関係に何かしら秘密があると仮定して何度も仮説を立てて検証を繰り返すのも楽しいです。
実は子供がいて床島の死を探っているなどなど。
前提が間違っていたならどうしようもないですが、現状を打破するきっかけがとりあえず欲しいです。
実はみんなも煮詰まってません?
最初はとても真面目に書いていたのに途中から床島の事をオランウータンと言いたいだけの記事になりました。おかしいですね。
以上です。なんかすいません。
P.S 引用部分に挑戦という言葉が出てきます。
ミステリー小説によくありますが作品は作者からの挑戦状という考え。伏線という「謎を解決するためのデータ」を提示して、この謎を解けますか?と問いかけてくる。そう考えると現状は完全に秋元康の手の平の上な気がします。もちろん負けたほうが楽しいという考え方もありますが。
二章が始まる前に誰かが風穴を開けてくれることを勝手に期待しています。
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