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実はたくさんあった!?新潟の天然資源【前編】

皆さんの生活と切っても切り離せないもの、電気。
現在は地球温暖化問題もあり、持続可能なエネルギーへの切り替えが進んでいますね。
石油や石炭、天然ガスの時代が終わり、原子力や水力などが注視されるようになりました。

しかし、意外と今まで使っていた天然資源については知らないことが多いのではないでしょうか?
特に地元の天然資源については、分からないことが多いと思います。

今回はチーム「田中ちゃん」が、地元新潟県の天然資源について深堀りしてみました!
新潟県出身の方も、そうでない方も、よければ覗いてみてくださいね☺️


1.そもそも新潟県って天然資源があるの?

実は、新潟は天然資源大国なんです!!
県内13箇所の油田から約28万キロリットルの原油の生産があります!
その数なんと、国内生産の65.4%!

天然ガスだってありますよ!
13箇所のガス田で16億立方メートルの天然ガスの生産があり、国内生産の76.7%を占めています。

意外と知らない方も多いのではないでしょうか?
現在も地元中心に、石油や天然ガスを供給している企業もあります。

正直に言って、国全体や国際市場にでていけるほどの産出量はありません……😢
それでも新潟県の石油・天然ガス産出量は全国1位なんです!なかなか知らない分野で地元が1位になっていたんですね。

参考:新潟県ホームページ 石油(原油)・天然ガス

2.新潟の天然資源の歴史ってどんなもの?

新潟県では、天然ガスが約300年前から利用されていました。
300年前というと江戸時代中期くらいです。思ったより歴史があるんですね!

家庭用燃料として利用され始めたのは明治中期以降です。昭和33年から10年ほど全盛期を迎えましたが、その後有力な石油・天然ガスの発見がなくて衰退していきました。

その後探鉱を繰り返して見つけた深層ガス田などが、現在の主流になっています。

参考:新潟県ホームページ 新潟県のエネルギー


3.油田・ガス田はどうやってできるの?

石油のもとになるのは、主に海洋プランクトンなどの水生の微生物です。
微生物の死骸など、多くの有機物が堆積したものが圧力や温度によって変化を繰り返し、石油のもとである原油になっていくそうです!一朝一夕ではできない、時間のかかる工程なんですね。

プレートが曲がり、山のようになっている部分に原油やガスが溜まっています。褶曲構造になっている場所だと特に多いようです。洞窟や穴になっている部分ではなく、何層か重なった岩石の間に溜まっていくようですよ。

いくつもの条件を潜り抜けてできた石油が新潟にもあるとワクワクしませんか?もしかしたら、あなたの家のすぐ下に石油が眠っているかもしれません✨

参考:まっぷる 新潟県には油田・ガス田が多いのはなぜ?産出量は文句なしの全国1位!

4.どうして新潟県では天然資源がとれるの?

では、どうして新潟ではこんなに多くの天然資源がとれるのでしょうか?

その理由は日本列島のプレート運動にあります。
日本は言わずと知れた地震大国でもありますが、その地震の原因の一つである海洋プレートが鍵を握っています。海洋プレートの動きにより、新潟の中越地方から上越地方を中心とした日本海にかけての地域で褶曲構造ができます。
褶曲構造になっていると石油ができやすいので、こうやって新潟県は石油の産地となったのですね。


新潟県には多くの油田・ガス田があることが分かります!


また、新潟は海に面しているので、海洋プランクトンなどの微生物がたくさんいたのかもしれません!

私達が暮らす中で地震や津波は大きな脅威となります。しかし、そうやって地層構造がずれたり動いたりすることで得ていたものがたくさんあったんですね!

参考:まっぷる(同上、以下省略)



さて、いかがだったでしょうか!
地元新潟の新たな一面について知ることができたのではないでしょうか?

前編では、主に天然資源の歴史や産出過程など、真面目な話を中心に書かせていただきました!

後半は後日公開予定です。
実際に「石油の里」として知られている新津油田やその施設への取材に行ってきます!
当時の採掘機の模型が残る「石油の世界館」や、石油で財を成した日本の石油王の邸宅、「中野邸記念館」についてお届けします✨

次回もお楽しみに!
最後まで閲覧いただきありがとうございました!

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