豪州のCOVID19感染追跡アプリ関連のデマ投稿にツッコミを入れてみる
オーストラリアでは4月26日に新型コロナウイルスの追跡アプリ「COVIDSafe」がリリースされています
https://nichigopress.jp/ausnews/law_news/197742/
このアプリをダウンロードすると、氏名(仮名も可)、年齢帯、携帯電話番号、郵便番号などを入力する。その後で立ち上げたままにしておくと、同じアプリをインストールしたスマートフォンを持った人が1.5m以内に近づくとそのデータをスマートフォン内に自動的に保存する。 その相手がコロナウイルス検査で陽性と判定され、記録されると、アプリに照会され、警報が出されるしかけになっている。
で、このアプリに対して以下のような、誤った情報を付け加えた投稿が(5月下旬にもなっていまさら)あったので、現在の状況を見ていきたいと思います
このアプリの仕様としては、Bluetoothを経由で他のユーザが近くにいるときに、日時、距離、近くにいた時間とユーザのリファレンスコードを記録するとあり、場所は記録しないといっています。
COVIDSafe recognises other devices with the COVIDSafe app installed and Bluetooth® enabled. When the app recognises another user, it notes the date, time, distance and duration of the contact and the other user’s reference code. The COVIDSafe app does not collect your location.
https://www.health.gov.au/resources/apps-and-tools/covidsafe-app
さらには、政府はこのアプリのソースコードを公開するとしています
さっそくリリース直後から、好奇心旺盛なエンジニアによって解析がなされており、このアプリは安全にデータが保存され、他の携帯のシグナルだけが保存されており、21日後には自動的にデータが保存するということが確認されています。
ロビンス氏はツイッターで、アプリの機能は政府の言葉通りだと述べています。「接触データ」はユーザーのスマートフォンに安全に保管され、記録されるのはほかのユーザーのアプリからのシグナルのみ、21日ごとに全てのデータが自動的に消去され、ユーザーの許可のもとで初めてデータが保健当局にアップロードされる、ということです。
オーストラリアの死亡者数が少ないのは、新型コロナウイルスに対して、ロックダウンなどの厳しい制限にもかかわらず、自国を守るためにルールをリスペクトした国民や、医療機関の迅速な対応のおかげです。
目覚めるべき人は誰なのでしょうかね。
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