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自分のためのkintoneSIGNPOST[5-37 継続的な振り返り]
パターン
参考資料
「過去のことはもう振り返りたくない!」と思ってしまいますが笑、継続的な業務改善のためにも継続的な振り返り大事ですね。
— 倉林一範 (@kurabayashikobo) March 28, 2022
ポイントは「当初の計画に対してどうだったか」という点と、「次に活かすならどうするか」という点だと思います。https://t.co/jg1fFAgoJ1#できるだけ毎日#kintoneSIGNPOST
読んでみて
イラスト
ボードを前に三人が何やら話し合っています。
既存アプリの構成を振り返っているのかな?
状況
はじめてのプロジェクトが一通り終息した。
初期導入がゴールではないのでここからさらに業務範囲を拡大したり、継続的な業務改善を実施する予定だ。
問題
初期導入時の経験や学びを今後の業務改善に活かせないかもしれない
kintoneは継続的な改善を行えるものだが、初期導入時の紆余曲折をきちんと分析して原因と改善策を明確にしないと次のサイクルで同じ方法を使う場合にも同じことを繰り返してしまう
また、プロジェクトが長期にわたる際は現場でのオペレーションも状況にあわせて変化しているので、システムが出来上がった際に既に当初の業務フローでなく、元のままのシステムでは活用されないリスクもある。
解決
次のフェーズでより良いサイクルを回すべく、サイクルごとに目的と改善点を整理する振り返りを実施する
・[システム化のコンセプト]→こちらで定めたゴールに達しているか。ずれはないか 達成していない場合は何パーセントなのか
それらを把握して、再度目指すべきゴールを再検討する
・[業務の流れを掴む]→こちらで把握した業務フローから差異はないか
業務フローは刻々と変化してしまっているもの、システムと現在の業務フローに乖離が生まれないよう、定期的にその変化の確認をしておいた方が良い
・今後のサイクルで活かせる改善ポイントを話合う
最初の導入サイクルが終わった時点で得た教訓を話し合い、次のフェーズで取り入れてより効率の良いサイクルを回そう。その際には再度kintone SIGNPOSTを確認し、改善できるポイントを探ることで盲点が見つかるかもしれない。
または[要望箱アプリ]に改善ポイントのネタがあるかもしれない
結果
運用の中間地点でプロジェクトのゴールや業務フローとの乖離を修正できる。またその時点までのノウハウを取り入れ、よりよいサイクルを回すことで改善効果がアップしていくだろう。
所感
せっかくの経験値を蓄積し、次に活かすためにぜひ実施したい「振り返り作業」
うっかりとリリースしたっきりになりがちなアプリ運用にくぎを刺してくれるテーマとなっています。
ただその振り返りもやりやすい様に[システム化のコンセプト][業務の流れを掴む][要望箱アプリ]などが考えられており、SINPOST間の関連も良く考えられているなぁと感じます。