「人を裁くな、自分が裁かれるのがいやなら」-リンカーン-
起業家・経営者として、組織を作った際には、自分の思うように組織を率いて、成功へと導かなければなりません。しかし、組織で一員は皆自我を持った人間なので、将棋の駒のように自分の思った通りに人が動かせないことが常です。
その際に思い出したいのが、リンカーンの名言です。
「人を裁くな、自分が裁かれるのがいやなら」
実はこの名言はリンカーンの実体験から築かれた言葉で、リンカーンも昔はできの悪い部下やムカついた人に対して、怒りの手紙を送っていたそうです。これでは手紙を贈られた人たちは、良い気はせず、より反感を買うことになってしまい、うまく物事が進まないと悟って、でできた言葉だそうです。
この言葉は、人としての素養を高めてくれるので、よく親が子どもに「人からやられて嫌なことは他の人にするな」と教えていることです。
しかし、子どもの頃に言われている当たり前のことですが、世間を見てみると、意外とできていない人が多いのです。例えば、SNSで人の悪口を言ったり、目立っている人に噛み付いたりなどなど。。。
リンカーンはうまくいかない時に、自分の怒りをぶつけてしまう前に「なんでこの人はこういう行動をとったのだろうか。」と相手を理解することを努めたそうです。その後その状況に見合った対処をすることで、周りとの同調、好感などを保ち、ことをうまく進めたとされいます。
これは、「他の人の苦しみや悲しみを知り尽くしていること」によってできることです。
・この人はどんな感情でこのような行動をとったのか、、、
・もし自分が同じような状況だったら、、、
と考え、自らの行動を改めることによって、その人との関係を良好に保つことができ、良い意味で威厳が出てきます。
普段から「リンカーンは、こういう場合どうするだろう」と考えると、自分を客観視できて、良いかもしれません。
以上 人の気持ちを考えるのお話でした。