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マイナースポーツ「パデル」の歴史 〜1980・90年代〜
カバー画像はPadelspain.netより引用
マイナースポーツ「パデル」の歴史・成り立ちを紹介するnote第2弾は、80・90年代の協会発足期に入ります。
▼第1弾、〜70年代のnoteはこちら
競技としての基盤構築
1986年にアルゼンチンでブームが起こったパデル。
1987年に入り、スペインでパデル協会が設立されます。
1989年には、世界初のゴム製ラケットが製造されます。それまでは木製ラケットが使用されていましたが、数ヶ月ほどでゴム製ラケットは国際的に広まったそうです。
現在でもパデルの上位ランカーである、Fernando Belasteguín(フェルナンド・ベラステギン)やCristian Gutierrez(クリスチャン・グティエレス)など現在40代のプレイヤーは木製ラケットを使用していた時期もあったとか。
国際化
1991年7月には、ついに国際パデル連盟が発足します。
1993年5月には、Superior Sports Councilからスポーツモダリティの認定を受けました。
Superior Sports Councilは文化省を親組織に持つ政府機関で、スペイン政府とスペインオリンピック委員会の関係も担当します。
同年には、国際パデル選手権がスペインのマドリードで開かれるようになり、立場的にも競技的にも国際化されたのが90年代と言えます。
まとめ
個人の間で楽しまれていたパデルに、まず企業が参画し、ついで政府と、官民がどちらも入り込むことで国際化に繋がったようです。
日本のパデルも様々な企業が携わっていますが、まだまだ"官"が追いついてないと捉えることもできそうです。
次回は2000年代以降のパデルの歴史を調べて紹介します!
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