【パデル】カウント別で見る、ファーストボレーのコース(その3)
引き続き↓こちらのnoteの続きをやっていきます!
1試合を見ただけでは、サンプル数の足りないカウントがいくつかあったので、2試合目を見てデータを足していこうと思います。
検証動画
World Padel Tour Estrella Damm Barcelona Master 2020 Semifinales
Juan Lebrón / Arejandoro Galán vs Agustín Tapia / Fernando Belasteguín
より、第1セットのファーストボレーをピックアップ
検証結果
まずは前回まで見ていたMadrid Openの1st setと、今回のBarcelona Masterの1st setでデータを比べてみます。
▼新たに観察したBarcelona Masterのデータ
カウント:センター|フォア|バック
0-0:46%(5本)|36%(4本)|18%(2本)
0-15:33%(2本)|0%(0本)|67%(4本)
0-30:67%(2本)|0%(0本)|33%(1本)
0-40:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
15-0:17%(1本)|17%(1本)|66%(4本)
15-15:43%(3本)|0%(0本)|57%(4本)
15-30:25%(1本)|25%(1本)|50%(2本)
15-40:100%(1本)|0%(0本)|0%(0本)
30-0:100%(2本)|0%(0本)|0%(0本)
30-15:25%(1本)|0%(0本)|75%(3本)
30-30:33%(2本)|17%(1本)|50%(3本)
30-40:50%(1本)|0%(0本)|50%(1本)
40-0:0%(0本)|100%(1本)|0%(0本)
40-15:75%(3本)|25%(1本)|0%(0本)
40-30:60%(3本)|0%(0本)|40%(2本)
40-40:50%(1本)|0%(0本)|50%(1本)
▼Madrid Openの1st set分のデータ
カウント:センター|フォア|バック
0-0:20%(2本)|40%(4本)|40%(4本)
0-15:0%(0本)|0%(0本)|100%(1本)
0-30:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
0-40:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
15-0:43%(3本)|14%(1本)|43%(3本)
15-15:20%(1本)|40%(2本)|40%(2本)
15-30:100%(2本)|0%(0本)|0%(0本)
15-40:0%(0本)|0%(0本)|100%(1本)
30-0:0%(0本)|100%(2本)|0%(0本)
30-15:0%(0本)|0%(0本)|100%(2本)
30-30:0%(0本)|0%(0本)|100%(2本)
30-40:100%(1本)|0%(0本)|0%(0本)
40-0:67%(2本)|33%(1本)|0%(0本)
40-15:75%(3本)|0%(0本)|25%(1本)
40-30:100%(2本)|0%(0本)|0%(0本)
40-40:50%(1本)|0%(0本)|50%(1本)
今回新たに観た試合の方が、フォアへのボレーが減り、その分センターとバックそれぞれに均等に割り振られています。
今のところ共通しているのは、30-15,30-30の時にバックサイドへボレーを打つことが多い点が挙げられそうです。
ここまででデータを合算すると、いくつか特徴が見えてきます。
■フォア側ボレーの特徴
・基本的にセンターに集まる
・序盤ほどコースがバラけやすい
・センター以外のボレーは比較的均等
■バック側ボレーの特徴
・基本的にバックに集まる
・終盤ほどセンターにも集まってくる
・フォアは序盤やどちらかにポイントが寄っている時に集まりやすい
雰囲気的には、セオリーがあってだんだんセオリーに収束していくという感じで、このカウントの時にはここを狙うといった狙い方ではなさそうです。
どちらも合わせると、ゲームの序盤ほどバックサイドにボレーが集まりやすく、終盤ほどセンターに集まりやすくなっておりました。
レシーバーがカウント毎にどのコースにリターンをするかによって、大きく異なりそうな内容ですので、そこは追って付け合わせるとして、いずれのポジションのプレイヤーもフォアサイドに向かってボレーを打つことは少ないようです。
一応ここまでのデータを蓄積したスプレッドシートをこちらに貼り付けておきますので、気になる方はご覧ください。
(念のため、誰でもアクセスできないように有料設定にしています。)
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