【パデル】どうやってポイントを取る?(その3)
テニスとスカッシュを足した様なスポーツ『パデル』でのポイントの決め方を引き続き追っていきます。
▼前回までのnoteはこちら。
今回の対象選手と検証動画
Juan Lebrón選手:
Alejandro Galán選手:
今回の検証動画
World Padel Tour Estrella Damm Menorca Open 2020 Semifinales
Juan Lebrón / Alejandro Galán vs Agustín Tapia / Fernando Belasteguín
今回もLebrón / Galánペアの得点を追っていきます。
検証結果
1試合丸々データが取れました。
ちなみに試合の結果は1-2で負けてしまっています。
得点の内訳は以下の通り。
ウィナー:43%
アンフォーストエラー:34%
その他のエラー:23%
※いずれも公式記録ではなく、目視での個人的見解です
ウィナーショットの内訳は以下の通りです。
スマッシュ:16本
ボレー:3本
ポルクワトロ:3本
カウンター:3本
ドロップショット:2本
サリダデパレッド:1本
ポルトレス:1本
リターン:1本
やはりスマッシュが圧倒的に多いですね。
このペアのスマッシュはほぼ返しようがない分、打てばウィナーになるのですが、日本の特にランクが低い選手だとそんなスマッシュは打てません。
カウンターもスマッシュが多くない分参考にはならなさそうです。
ボレーでアタックできる球を見逃さない、ポルクワトロできるポジショニングとフットワークあたりを意識しにいく、というところでしょうか。
続いて、相手のミスを誘ったショット(=ウィナー以外)を見てみましょう。
ボレー:12本
ロブ:6本
ストローク:4本
バンデッハ:4本
サーブ:4本
サリダデパレッド:3本
スマッシュ:2本
リターン:2本
ドロップショット:1本
カウンター:1本
チキータ:1本
まずはボレー。
コーナーやセンターを狙ったり、ボレーボレーをしたりなどで相手のミスを誘いやすいショットです。
つまり、当然ながらネット前を取ることが大事なので、サービスゲーム時に後ろに下げられていないか、レシーブゲームで前に出れないでいないか、はよく振り返ってみましょう。
続いて多かったのがロブです。
相手にどんなミスが多かったかというと、バッハーダやサリダ、バンデッハなどのショットです。
少し強めの打点が高くなるショットはミスしやすいので、いいロブが打てることは攻守交代に繋がるだけでなく直接ポイントにも繋がると言えるでしょう。
その他、サーブも4本となるとファーストサービスの確率をあげれば1ゲームはもらえるとも考えられますし、バンデッハも4本なので確率と精度を上げると武器になるショットです。
スマッシュ、ボレー、ロブの練習はより一層力を入れていきたいと思える結果です。
次回も見る試合を変えてポイントの取り方を調査していきます。