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星座と血液型と占いが嫌い

毎朝どのチャンネルを回していても勝手に自分の星座を勝手にランキング付けされる占いが私は嫌いだ。

昔から占いという物が嫌いで誰か顔も知らない様な人間が決めた高々12分の1如きの確率で1日の運勢が左右されて当て嵌まった事の無いアドバイスをされて、アナウンサーにわざわざおめでとうやら、ごめんなさいやら言われてもどう思えば良いのだろうか。

そもそもの星座がよく分からなくて、遙か昔に作られた物だからこそまだ納得して理解をしているが、宇宙のことを過去に比べて解明されている今、この地球上から見ているからこそ星が並行に見えて点と点を結んで完成するが、1つ1つの星の位置を見ると手前に奥にとキロメートルで表すには桁が多すぎる程離れていて、バラバラであって繋がるはずの無い物を無理やり繋げて完成させた物をいつ迄ありがたがっているのか。

血液型占いに至っては偏りがあるとはいえ4分の1で今日は良い日悪い日などと決めつけて、世界中60億人とするなら単純計算で15億もの人々が良くない1日を送ると考える事に対しては恐怖すら感じる。

街角で見かける手相占いや、タロットカードなど様々な占いがあるが、身なりや表情などから予想して、誰にでも当てはまる事を遠回しに言って自分の深層心理を見透かされたかの様に勘違いさせる話術が凄いだけであって、バーナム効果だとか呼ぶらしいが占い師と呼ぶより心理学と統計学を学んだカウンセラーと呼ぶ方が正しいのではないのだろうか。

1番怖いのは占いを信じる者より自分の占った結果を間違っていないと信じている占い師である。私は居酒屋で出会った姓名判断できると言った女性に勝手に占われて、親から授かり25年共にした名前が画数が悪いだとか、先祖代々受け継がれている苗字も合わせるとより良くないなどと言われたので一切占いを信じていないことを伝えると、将来的にいつか分かる時が来ると言われて鼻で笑って軽く話を流したが目が真剣さを私に伝えていて、その視線に気づかずにいられたらと心から思った。

此処まで否定的な意見だけを挙げたが理解が全く無い訳では無い。毎朝のランキングに一喜一憂して、生命線が長いから長生きすると信じて生活に対しての1つのエッセンスとする人もいるだろうし、有名な占い師から助言を受けた一言を心の支えにして生きていく人はいるだろうし、迷える羊を少しでも救う助言を与えられるのは凄い事だと思う。

長い人生において宗教であれ、占いであれ心の支えになる物があると言う事は楽に生きる方法の1つであろうし、弱さなどではなく楽しみを探した当然の結果だと思う。

やっぱり朝の占いで1位だったらなんだかんだ嬉しいし。

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