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ウミグモに咲いた花?(Kakui & Sekiguchi 2024)

私が関わった論文の短い紹介.

”ウミグモ類体表上から群体性内肛動物を発見”

Kakui & Sekiguchi (2024) は,ウミグモ類の体表から内肛動物という付着生物を報告するものです.内肛動物は岩などの非生物的な基盤や,海藻や動物といった生物的基盤に付着して生活する小さな生き物です.今回,世界的に報告例が非常に限られるウミグモを付着基盤とする個体が見つかったことから,簡単な形態的特徴と18S rRNA遺伝子の塩基配列情報をあわせて報告しました.

ウミグモと内肛動物(矢印).このウミグモからは薄黄色の小さなホヤなども確認された.

Kakui K, Sekiguchi S (2024) Colonial entoproct epibiotic on a sea spider. Zoological Science 41: 529–532.

doi: 10.2108/zs240070


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