ガマグチカマクラムシ,ふたたび(Munakata & Kakui 2024)
私が関わった論文の短い紹介.
”カイミジンコ体表から表在性繊毛虫のガマグチカマクラムシを発見”
Munakata & Kakui (2024) は,水棲甲殻類の体表に棲む繊毛虫である,ガマグチカマクラムシ科(Lagenophryidae)に関する研究成果です.ガマグチカマクラムシ類が利用する様々な甲殻類の一つにカイミジンコ(貝形虫)があります.国内のカイミジンコ上からは,北海道真狩のCryptocandona sp.上から第1著者が初めて発見し,ガマグチカマクラムシ属の一種(Lagenophrys sp.)として角井・宗像 (2022: PDFリンク) で報告しました.
今回,青森で採集されたCryptocandona sp.と秋田で採集されたCyclocypris sp.の体表からもガマグチカマクラムシ属が見つかったため,報告しました.