リーダーとしてやってきたことを振り返る
株式会社マクアケの開発本部に所属するtanahiroです
私は去年にマクアケへ入社し、今ではアプリの開発や、WEBで提供しているサービスの改善をしていく開発チームのリーダーとして業務をしております。
Makuake Advent Calendar 2021の11日目を担当させていただきます。
リーダーと任命されてから
意識してきたこと、やってきたことを振り返りながら書いていくことで
自分自身の何かの気づきになればよいな。と思う点と、
もしかしたら誰かの役に立つこともあるかもしれない。と思って書かせていただきます。
ポエムみたいな内容になるため、今回はqiitaではなく
初めてnoteに投稿いたします!
リーダーとしての業務内容
弊社には私の他にも何人か開発リーダーはおりますが、
各リーダーごとに業務内容、役割、考え方は異なります。
私は基本的には自分のチームの開発プロセスの検討と整備、スケジュール管理、他部署・他チームとの窓口役、そして障害を取り除くということを主に行っております。
開発チームのリーダーではありますが開発タスクは基本的にせず、
テックリード的な立場も他の方にお任せする形にしております。
もちろんバリバリにコードを書きながらリーダーの役割を全うされている方もおります。
リーダーとして意識してきたこと
チームには以下のような人が基本的に必要になることが多いと思います
チーム外からの相談役
目標、やるべきことを設計する人
その目標達成に向けての進行役、判断をする人
チームで起きるトラブル、システム障害の調整、判断をする人
チーム置けるルール決め、整備をする人
技術的な課題での方向性を判断する人
基本的にこれらの役割を担うのがリーダーになる。と思っておりますが
私はリーダーという立場はこれらを請け負う役割でしかない。と捉えており
チームの中に上下というものは存在せず、関係性はフラットである。と考えております。
フラットである。というリーダーの動き方としては
メンバーの方と尊重と敬意を払って接することと
1on1ではできる限り傾聴を行い、
その人や課題に対して自分ができることを考えたり、
業務で生じることに対してはできる限り指示ではなく、
提案というものを意識することにしております。
俗にいうサーバント型リーダーシップに近い形での役割を全うすることで
結果的にチーム全体をより良い方向へ導いたり、
自分を含めて自主性の高いチームへと成長していけるように働いております。
自主性を重んじると同時に誤った方向へ行かないためへのハンドリングも必要であるため、
指示と提案の使い分けがとても重要ですが、まだまだそこは四苦八苦することもあります。
検討した開発プロセス
スクラム開発を採用しており、スクラムマスターの役目も担っております。
元々スクラム開発の経験があったのと、
リーンスタートアップに感銘を受けたことがあり、
LEAN XPというアジャイル開発の経験もあったのでなじみが深い。
というのもありました。
またプロダクト改善の目線でもイテレーションを意識するような
短いサイクルでの仮説検証、改善を回していく必要があったことと、
定期的に振り返ることでチームとしての成長を止めないことが重要と捉えて実施しております。
ただ実際に導入してみると
CI/CD面で目指すプロセスに伴っている必要がありますし
品質をどのように担保するか。などもプロセスに組み込んで
QAエンジニアと連携することも必要があるのと、
何より開発前に仕様策定が終わってねばならない。など考えることと課題は多くありました。
スクラム開発はプレイヤーとしてはやってきた経験が強かった部分があり
いざ経験のない方への説明や導入し、開発プロセスを設計しながら進める。ということは
非常に難しいことなのだ。と痛感しております。
これ自体は経験に奢ることなく、チームの方々と共に学んだり
実際にコーチなどに相談したり、
コーチなどが学んできていることをちゃんと学ぶことで
より良いプロセスと改善していく。という形で進めており
まだまだ改善の余地があるだろう。と考えております。
リーダー関係なく大事にしてきた考え方
何事も理想な状態は何であるか。をよく考えるようにしております。
直近でやるべきことを理想を意識してない状態で始めてしまうと
あとで取り返しがつかない状態になることは少なくないと思います。
特にシステムの設計などでは起きがちだと経験から思っております。
なので先に理想形を考え、
そのうえで現実的にどのように進めていくか。
を設計することを大事にしております。
これはシステム設計以外にも役に立つことはあると思い、
例えばチーム、組織としての在り方を考えるときにも大事だと思っております。
現時点ではリソース、スキルの観点でチームで受けれない仕事もあるかもしれませんが、
できない、やれない。という思考でストップせず、
スキルの伝搬、人員の拡充などを視野に入れてそれをEMなどと相談していくことで
いずれは、時には思ったより早い段階で
新たな業務を受け入れられるケースもできたと思います。
この先やっていくこと
開発プロセスの課題は尽きないと思うので、
この先も勉強はしていくことになると思っております。
開発タスクを控えている分、そういった部分のスキル強化はまだまだ
必要になる。と捉えております。
また実は別のチームではプロダクトオーナーをする。
というチャレンジもさせていただいております。
プランニング部分でより良い進め方というのも模索する必要がありますし、
仮説を出すうえで定性面、定量面の情報を得ること、
特にデータを可視化、分析する。というスキルも必要と捉えております。
最後に
この私の投稿だけではどんなチームがあって、どんな開発業務があるか、
そもそもどんなシステムと向き合ってるのか。などは一切伝わらないとは思います。
それは他の方がアドベントカレンダーでいろいろ発信してくださると思うのでぜひ楽しみにしてください。
私の投稿でも、ほかの方の投稿でももしマクアケのエンジニア採用に
興味ある方がいれば以下の採用ページからご応募いただいたり、
私自身に話しかけていただくなどしていただければと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!