見出し画像

三神ザシアンで100戦し、スタートするポケモンなどを検証しました!

はじめに

こんにちは。親子でポケモンカードを楽しんでいる「たな」と申します。
初めての投稿であったり、アルセウス&ディアルガ&パルキアGXを「三神」などの呼称・略称を使用しているため、読みにくい部分があるかもしれませんがご容赦ください。
この記事は投げ銭方式(100円)にしており、全文無料で読むことができます。

検証に至った経緯と検証方法

現在(一撃・連撃まで)のジュニアの環境は、三神ザシアンが環境トップではないかと思っています。三神ザシアンの理解を深めるために私も握ってみました。
私が三神ザシアンを使っていて感じていたことは、「スタートしてほしくないポケモンでスタートすること多くね?」「相手の三神ザシアンは先2や後2でオルタージェネシスGX打てるのに、俺全然打てなくね?」でした。

この感じていたことが合っているのかPTCGOで100回対戦してみて検証してみることにしました。対戦した期間は21年3月13日から15日の3日間でした。(3日間で100戦したので嫁に怒られたり、子供たちに軽蔑の目を向けられながらもやり通し、メンタル強化にも繋がりました!)

私の主な戦績は、シティリーグには5回参加してベスト16を2回(どちらも120人規模)、準優勝を1回(30人規模)ですが、113位(120人規模)になったこともあります笑 CLやJCSは息子たちのサポートに回るので選手として参加したことはありません。

基本的にはプレミが多いガバガバプレイヤーですので、大会前は練度を上げてプレミが少なくなるようにしています。三神ザシアンの練度はまだまだで、大いに改善が必要だと思っています。

今回使用したデッキはこちらです↓

デッキ (2)

ツッコミどころはあるかもしれませんが、いたって普通の構築かと思います。PTCGOのスタンダードではTeam UPからShining Fates(日本のパックに当てはめるとダークオーダーからシャイニースターV)までが使える環境でした。
最近では三神ザシアンもタッグコール型、フウロ型なども見かけますので、1世代前のデッキになっているかもしれません。
デッキの解説ではありませんので、カードの採用理由は省略します。

初めのコイントスで勝てば先攻を選択し、基本的には先攻2ターン目に追加効果ありのオルタージェネシスGXを打つことを目指しました。後攻1ターン目でオルタージェネシスGXを打つのに特化しているわけではないので、後攻になった場合は後1オルター打てれば嬉しいなー程度の(リソースを吐き出しまくってまでは狙わない)プレイをしていました。

3月21日修正:頭が固い親父なので追加効果なしのオルタージェネシスGXを打つ事を微塵も考えていませんでした。打てば勝てた試合があると思います。

今回データとしてとった項目は以下の6項目です。
①先攻or後攻
②マリガン(引き直し)数
③最初にバトル場に出たポケモン
④相手のデッキ
⑤オルタージェネシスGXまでのターン数
⑥勝敗


100戦した対戦相手のデッキ分布は以下のグラフのとおりでした。

画像2

海外と日本では若干カードプールが異なるので、小ズガや雷ミュウミュウ、ピカゼクともよく当たりました。また相手のデッキにクラッシュハンマーが入っていることが多く、三神についている水エネが割られて泣きそうになったことが何度もありました。

検証結果

それでは検証結果に移っていきます。

まずは先攻、後攻の回数です。今回100戦して先攻は60回とれました。TOTALの勝率は61%で先攻の場合は勝率70%で後攻の47.5%よりも高い結果でした。下のグラフの()内の数値は回数になります。

画像3

また、自分がマリガンした試合は15回。延べ回数は19回でした。
このデッキのポケモンは12匹で、全てたねポケモンで構成されていますので、マリガンは少なかったと思います。

続いてバトル場でスタートしたポケモンの検証結果です。今回の検証で私が一番確認したかったことです。
私の基準で以下のように分類しました。
①スタートしてほしいポケモン:三神、ザシアンV(5匹)
②スタートして許容できるポケモン:ザマゼンタV、クチートGX、オドリドリGX(3匹)
③スタートしてほしくないポケモン:デデンネGX、クロバットV、ワタシラガV(4匹)


検証結果ですが、100戦してスタートしてほしいポケモンがバトル場に出たのが62回、スタートして許容できるポケモンが22回、スタートしてほしくないポケモンが16回という結果でした。

単純にデッキ構成でスタートしてほしいポケモン、スタートして許容できるポケモン、スタートしてほしくないポケモンの比率は、それぞれ42%、25%、33%ですが、実際にバトル場でスタートしたポケモンの比率はそれぞれ62%、22%、16%でした。

画像5


これは、最初の手札に複数のポケモンがいることも多々あり、その場合スタートしてほしくないポケモンをバトル場に出さなくてもよいことがあるからだと思います。
具体的に言うと、最初の手札にザシアンVとデデンネGXがあった場合、ザシアンVをバトル場に出すという感じです。

ですので、私が感じていた「スタートしてほしくないポケモンでスタートすること多くね?」というのは、スタートしてほしくないポケモンでスタートしたときのネガティブな印象が強いため、実際の回数よりも多く感じていたんじゃないかなと思います。
今回はスタートしてほしくないポケモンでスタートするのは6回に1回程度という結果でした。
個人的にはこれくらいの頻度であれば問題ないかと思います。

では、実際にバトル場でスタートしてほしいポケモンでスタートできると勝率は上がるのか検証してみました。
結果は、スタートしてほしいポケモンの勝率は71%、スタートして許容できるポケモンの勝率は41%、スタートしてほしくないポケモンの勝率は50%でした。
グラフの()内の数値は回数になります。

画像4

ですので、スタートしてほしいポケモンの勝率が最も高いという結果でした。ただスタートしてほしいポケモンでスタートできなくても、そこそこやれる数値かと思います。

さらに上記結果を先攻、後攻で分けて、それぞれの勝率を算出してみました。
結果はスタートしてほしいポケモンで先攻できた場合の勝率が最も高く82%、スタートして許容できるポケモンで後攻をとった勝率が最も低く25%でした。
グラフの()内の数値は回数になります。

画像6

スタートして許容できるポケモンで後攻をとった勝率が最も低くなっていますが、試行回数が8回と少ないので、試行回数を増やせば結果は変わってくるかもしれないと思います。


続いて相手のデッキに対する勝率は以下のグラフのとおりでした。
グラフの()内の数値は回数になります。

画像7

そして先攻、後攻での相手のデッキに対する勝率を算出し、グラフ化してみました。

先攻

画像8

後攻

画像9

今回の結果では、先攻がとれれば小ズガ以外は5割以上の勝率でした。現在の日本の環境では小ズガは多くないので、多くのデッキに対して有利をとれそうです。
一方、環境デッキに対して後攻をとった場合は多くの課題が残っていることが読み取れます。


最後に三神のオルタージェネシスGXが打てるまでのターン数を算出し、先攻、後攻に分けてグラフ化してみました。(「0」はオルタージェネシスGXを打てなかった、もしくは打たなかったことを意味しています

先攻

画像11

先攻では2ターン目にオルタージェネシスGXを打てたのは52%で、だいたい2回に1回という結果でした。

後攻

画像11

後攻では2ターン目にオルタージェネシスGXを打てたのは55%でした。また後1オルターを打てたのは40回中2回で5%の結果でした。

では、オルタージェネシスGXが打てるまでのターン数と勝率の関係性を算出してグラフ化してみました。
グラフの()内の数値は回数になります。

画像12

オルタージェネシスGXが打てるまでのターン数と勝率はあまり関係性が見られませんが、オルタージェネシスGXが打てないと大きく勝率が下がっているのが分かります。
実際に100戦してオルタージェネシスGXを打とうして打てなかった試合(打つ前に三神が倒された試合)はかなり厳しい試合になったと思います。

ちなみに後攻1ターン目にオルタージェネシスGXを打って負けた試合は、先攻2ターン目にボスの指令でザシアンVを呼び出されてマルヤクデVMAXに丸焼きされ、先攻3ターン目にも三神がこんがり焼かれて負けました涙

ですので、私が感じていた「相手の三神ザシアンは先2や後2でオルタージェネシスGX打てるのに、俺全然打てなくね?」というのは、自分でやると2回に1回程度なので、まあまあ合っていますが、その後のターンにオルターを打っても十分に勝てる可能性があることが分かりました。

3月21日追記:先にも書きましたが、PTCGOでは相手のデッキにクラッシュハンマーが採用されていることが多いです。クラハンでエネルギーがよく割られました。
その対策として、三神がいて鋼エネと水エネが手札にある場合、鋼エネからつけても、次の相手の番のマリィなどで手札が流されることがありました。
ですので、日本の環境よりもオルターを打つのが遅くなった可能性があります。

おわりに

今回は何となく感じていたことをデータ化することにより、その感覚が合っているのか検証してみました。
自分の感覚と実際の結果は合致しない部分があり、定量的にデータ化することで客観視できるんじゃないかなーと思いました。

今思うと「事故率」も検証項目に加えたいと思いましたが、事故の定義が難しく、主観的になるとデータの信憑性が低くなる懸念があります。

同じ三神ザシアンでもデッキ構築や対戦相手、プレイング、カードプールにより結果は異なるものになると思いますが、指標の1つになる可能性はあると思います。
そして三神ザシアンは十分に強く、握る価値があるデッキだと感じました。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
100円の投げ銭方式にしていますので、よろしければおっさんに缶ジュースを奢るくらいの気持ちでチャリーンして頂ければうれしいです


ここから先は

39字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?