家探しどう始める?
みなさんこんにちは、タ・ナ・ゴコロ一級建築士事務所の代表・中川こと、
≪住まいリー☆なかしゅう≫です
今回のテーマは、【家探しどう始める?】
【家探し】は大きく2つに分類されると思います。
一つは【賃貸住宅】もう一つは【住宅購入】です。今回は住宅購入の家探しを中心にお話しします。
賃貸の家探しについては、町の不動産屋さんのガラスに貼ってある図面を見て、恐る恐る店のドアを開けた…なんて経験をお持ちの方が多いと思いますが、
【住宅購入】となると、まだ家探しをしたことがない方や、なんとなく怖くて踏み入れたことがない方も多いのではないでしょうか。
賃貸住宅は毎月家賃を払って何年か経てば気軽に引越しできたり、転勤などに対応できるのに比べ、
家を買うことは、長い間同じ地域に住んで動けなくなってしまうし、固定資産税・不動産取得税など新しい税金を払ったり、
毎月のローンというプレッシャーがかかってくる…など、気が重くなることの方が多いようにイメージしてしまいそうですね。
ただ、よくよく考えれば毎月住まいのために支出が出るのは賃貸も所有している住宅も同じだし、
住宅購入をすれば今は住宅ローン減税措置があってお得感があったり、
賃貸は更新料などで一定時期に出金があったりとを並べてみると、実は支出に対した差がないことに気付いたりします。
ただ、賃貸に比べ、売買の方が気軽に住み替えができないことは言えることだと思いますが、
壁に画鋲一つを指すことに気を遣うこともなく、音も時間帯も気兼ねなく過ごすメリットは、比較にならないのではないでしょうか。
であれば、他人が所有している建物に住むよりは、自分が買った家に住みたいと思うのはごく自然なことでしょうし、
だったら【家探し】をしてみようか?という流れになるなかで、
新居に積極的な奥さんに対して、購入にビビったり興味がないフリをする旦那さんなんていう光景は、
よくある過程の光景だと思います。事実、私がそうでした。
では、どのようにして家探しを探し始めるのか?というと、親族がお金持ちで家をたくさん持っているよ~というわけでなければ、
大体の人はチラシ・ネット情報で不動産情報を集めよう!となるかと思いますが、
ここでまず最初の分岐点の【一戸建】or【マンション】のどちらにする?という選択が待っています。
基本的に私がメイン分野は一戸建住宅・アパートの設計ですので、長所短所にいては今回は割愛しますが、
大事なことは、どっちのタイプが自分に向いているかを俯瞰的にとらえることと、イメージする生活はどちらであるかをはっきりさせることだと思います。
自分に向いているタイプがどちらか分かれば、家探しの基本ラインは決まったようなものですので、家探しを実際の行動に移しましょう。
ただ、いきなり不動産屋の門をたたくのは中々気が引けると思いますので、
まずは自分でできる検討は何かないか?というところから始めてはどうでしょうか。
日ごろから私は【住宅は買い物の最高峰】とお客様や施主に伝えているのですが、買い物には予算という概念がついて回るかと思います。
無尽蔵に予算があればいいのですが、なかなかそうもいかないので、どこかで出せる額の線引きをしなければなりません。
いわば、ほとんどの方が利用する住宅ローンにおける予算の線引きというのは、月々の支払額(賃貸においては家賃)になると思いますが、
これに関してはおいそれと他人に予算を教えるのは、自分の給料がどれぐらいかを暴露しているようで、
相談するのをどなたも躊躇ってしまうと思います。
そこで、手始めにネットで【住宅ローン シミュレーション】と打ち、検索をしてみましょう。
すると、いろんな銀行のホームページが出てきて、借入額に対して月々支払の額がどれぐらいになるかを、
わずかな情報を入力するだけで調べることが可能なのです。
これはあくまでおおよその目安をつかめればよいので、金利や返済方式は正確なものでなくて構いません。
ただ、いろいろと試しに入力をしてみると、金利によって返済方式によって、支払額に変化が出るのを知ることもできます。
ウン千万の物件を買うには、月々ウン万円の支払いぐらいになるのね~と知っておくだけで、
不動産チラシを心穏やかに冷静に見ることができるようになるので、
具体的な物件がない方も試しにシミュレーションをして遊んでみるのはお勧めです!
さぁ、これでなんとなくのマネー感覚をつかむことができたので、物件情報をどんどん手に入れていきましょう。
さて、昨今はどのようにして物件情報を取れるでしょうか?
SUUMO・アットホーム・ホームズなどに代表される【不動産屋広告サイト】や、検索エンジンの【バナー広告】、
各販売会社ホームページの【会員限定情報サイト】、不動産屋さんの店頭に貼ってある【物件販売図面】や、
ポスティングや新聞折込の【チラシ】、実際建築されている現場での【現地販売会】など、
住宅購入に興味さえ持っていれば意外に生活の中で多く目にしていることに気付きます。
これらについても一長一短はあるのでそれぞれの説明は割愛しますが、大事なことはより多くの情報は得ておいて損はないということです。
これは衣類や食品を買うのと同じく、自分の目を養うことにつながりますので、慣れておくことは重要です。
最初のうちは何を書いてあるかも分からないと思いますが、徐々に言葉や相場観も分かってくるはずです。
(当社無料オンライン相談でも相談可能です)
備えあれば患いなしで、いざ購入を決断となったときに情報を知っていることは大きな武器になります!
不動産物件というのは非常に高価に思えて買うのを躊躇しがちになりますが、いい物件は驚くほど早く売れてしまいます。
プロはその目利きを持っているのでジャッジは早く正確に下せますが、一般の方に同レベルの判断を求めるのは難しいでしょう。
ただ、プロからアドバイスをもらった際に、そのアドバイスが的を射ているかどうかを感じることができますし、
納得して物件を購入するためにも、相場観や基礎知識などは知っておいた方がベターなのは知る由もないかと思います。
【家探しどう始める?】のポイントをまとめますと…
① 賃貸住宅に住むより住宅購入した方がよい状況かを見極める
② 一戸建とマンションのどちらが自分たちに向いてそうかをイメージする
③ 銀行ホームページの住宅ローンシミュレーションに慣れる
④ できるだけ多くの不動産情報・物件情報に目を通す
この4つのポイントが家探しのスタートラインになるとご提案しますが、ここから先は多岐に渡ることと進み方が変わっていきますので、
別の回でまた取り上げていきたいと思います。
お読みいただいて、ありがとうございました!