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未来につなげる畑って?
うちの田んぼや畑では、長いスパンでシステムをつくり、維持管理することをとても大事にしています。
目の前の現象だけを追って、短いスパンをずっと繰り返せば、畑も人も疲弊していきます。
田畑は、人の手を加えた「人工的」なものだから、
ほったらかしにすれば自然に戻っていきます。
継続していくために、たくさんのエネルギーを必要とします。
自然にも、自分にも負荷をかけない考え方を知りたくないですか?
たけしくんは、
フィールドのシステムを作ってもらうために、「生き物」の役割や、つながりを理解して
生き物を集めて配属しています。
「管理人さん」とか
「用務員さん」になりたいそうです。
生き物の動きを邪魔しないように、フィールドには必要以上に滞在しない、必要なタイミングで、必要なことだけをする。
作物を自然の流れに乗せるためのお膳立てをします。
流れに乗せて、フィールド内のエネルギーの循環の中で、育つようにする。
自然にも負荷をかけず、人間にとっても省エネです。
「健康で丈夫な苗を育てること」も欠かせません。
栽培植物は、自然界では一番弱いからです。
生き物は、環境に一番適したものが生き残ります。
自然淘汰されていきます。
無数の生き物たちで、その場を、環境を作っているのです。
苗を育てる時は、植物の個性を理解して、
ポテンシャルを最大限に引き出せるようにお世話しています。
そうすると、植物が自分の力で自然に育っていきます。
うちでは、田んぼでも畑でも、同じ考えです。
『作物を育てる』という前提から、
『楽園を育てている』意識へ
たけしくんは、田んぼや畑をつくるとき、ゲーム感覚で、すごくわくわくしているそうです。
それを聞いて、自分の楽園をゆっくり、時間をかけてつくりあげていく、そのひとつひとつを味わう時間は、
とても楽しそうだなぁ…とわたしは想像しています。
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