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魂を切り離すと「売れた!」が生まれる
またか…
溜息をつきながら、最新のプロモーション結果を眺めている。
数字は芳しくなく、何かが足りない。だが、いったい何が足りないのだろうか。正直、頭を抱えたくなる気分だ。
そんな悩みを抱える者に、ちょっとした秘策がある。
それは…
幽体離脱
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幽体離脱だと?
驚くのも無理はない。私も最初は目を疑ったものだ。
だが、落ち着いてほしい。霊能力者になる必要はないのだ。
ここで言う「幽体離脱」とは、マーケティングの世界での隠語なのである。とはいえ、今自分で考えた隠語なんだが、なんとも面白い表現だと思わないか?
実は、悩みの原因は、地に足がついているせいかもしれないのだ。
良いことではないのか、と思うかもしれない。私も最初はそう思った。だが、時には「魂」を会社から抜け出させる必要があるのである。なぜなら、幽体離脱とは、俯瞰することに他ならないからだ。これは私にとって目から鱗が落ちる瞬間だった。
なぜ、俯瞰力がプロモーション成功の鍵を握るのか?
それは以下の理由からである。
現代社会において、消費者の心をつかみ、購買行動を促進させる効果的なプロモーションは、企業の成長に不可欠である。
しかし、情報過多で変化の激しい現代において、ありきたりなプロモーションでは、顧客の心を揺さぶることはできない。そこで重要となるのが「俯瞰力」なのだ。私はこの考えに強く共感する。
俯瞰力とは、物事を広い視野と高い視点から捉え、全体像を把握する能力のことである。まるで鳥が空高く舞い上がり、地上全体を見渡すように、目の前の事象だけでなく、その背景や関連性、将来予測までをも見通す力を指すのだ。なんとロマンチックな比喩だろう。
私はこの表現に心惹かれる。
プロモーションにおいて俯瞰力が重要な理由は、俯瞰力がもたらす3つの大きな効果、「千里眼」「未来視」「戦略眼」によって、より精度の高い顧客理解、市場分析、戦略立案が可能になるからである。
これらの言葉を聞いただけでワクワクしてこないだろうか?私は、この3つの力を身につけることに胸が高鳴る。
1.顧客の本質を見抜く”千里眼”を手に入れる
顧客一人ひとりの声に耳を傾けることは非常に重要である。しかし、個々の声に囚われすぎるあまり、「木を見て森を見ず」の状態に陥ってしまうことがある。これは私も何度も経験したことだ。顧客全体を俯瞰して捉えることで、本当に求めているもの、潜在的なニーズが見えてくるのだ。この発見は、まさに目からウロコが落ちる瞬間だった。
例えば、ある化粧品会社のマーケターが、顧客アンケートで「もっと保湿力のある化粧水が欲しい」という声が多く寄せられたとする。しかし、顧客全体を年齢層や肌の悩みといったセグメントで分けて分析してみると、実は「保湿」よりも「エイジングケア」に関心の高い層が多いことに気づくかもしれない。この例を聞いた時、私は思わず「なるほど!」と声を上げてしまった。
これは、心理学者のエイブラハム・マズローが提唱した「欲求段階説」にも通じるのである。正直、私はこの理論を聞いた時、心理学ってこんなに実用的なんだ!と感動したものだ。
マズローは、人間の欲求は5段階のピラミッド構造で表され、低次の欲求が満たされると、より高次の欲求を求めるようになるとした。顧客の声は、あくまで顕在化された欲求であり、その奥に眠る潜在的な欲求を見抜くためには、俯瞰的な視点が不可欠なのだ。この考え方は、私のマーケティングの approach を根本から変えてくれた。
2.市場全体の動きを見通す”未来視”が可能になる
競合の動向、最新のトレンド、社会情勢の変化…市場は常に動き続けている。変化の兆候をいち早く察知し、対応していくためには、市場全体を俯瞰し、未来を予測する「未来視」が求められるのである。「未来視」という言葉を聞いただけでワクワクしてこないだろうか?私は、この力を身につけることに胸が高鳴る。
例えば、健康食品業界にいたとしよう。消費者の健康志向の高まりとともに、特定の栄養素に注目が集まっていることに気づいたとする。俯瞰力があれば、この流れは一時的なブームではなく、今後さらに大きなトレンドへと発展していくと予測できるだろう。そして、いち早くその栄養素を含む商品開発に着手することで、市場をリードできる可能性が高まるのだ。この例を聞いて、私は思わず「なるほど!」と声を上げてしまった。
これは、経済学者のヨーゼフ・シュンペーターが提唱した「イノベーションの理論」にも関連している。正直、私はこの理論を聞いた時、経済学ってこんなにクリエイティブなんだ!と驚いたものだ。
シュンペーターは、既存の技術や製品を組み合わせ、新たな価値を生み出す「新結合」こそが経済発展の原動力であると説いた。市場を俯瞰し、将来の需要を予測することで、イノベーションを起こすためのヒントを得ることができるのである。この考え方は、私のビジネスに対する perspective を根本から変えてくれた。
3.プロモーション全体を最適化する”戦略眼”が養われる
ターゲット、メッセージ、ファネル、クリエイティブ…プロモーションは様々な要素が複雑に絡み合っている。個々の要素にこだわりすぎるのではなく、俯瞰的な視点を持つことで、全体最適な戦略を描くことができるのだ。この「戦略眼」という言葉を聞いただけで、私は戦略家になったような気分になる。ワクワクしてこないだろうか?
例えば、新規顧客獲得のためのキャンペーンを実施する場合、Web広告、SNS広告、インフルエンサーマーケティングなど、様々な施策を検討する必要がある。しかし、俯瞰力があれば、それぞれの施策の費用対効果や、ターゲットへのリーチ範囲などを考慮し、最適な組み合わせを選択することができるのである。この例を聞いて、私は「まさにこれだ!」と感じた。これこそが私たちが目指すべきマーケティングの姿なのだ。
これは、経営学者のマイケル・ポーターが提唱した「競争戦略論」にも通じる。正直、私はこの理論を聞いた時、経営学ってこんなに実践的なんだ!と感動したものだ。
ポーターは、企業は「コストリーダーシップ戦略」「差別化戦略」「集中戦略」のいずれかを選択することで、競争優位性を築くことができるとした。プロモーションにおいても、自社の強み・弱みや、市場環境を分析し、どの戦略で臨むべきかを判断することが重要なのだ。この考え方は、私のプロモーション strategy を根本から変えてくれた。
日常生活においても、俯瞰力は役立つのである。
例えば、週末の旅行を計画する際、行きたい場所を次々とピックアップしていく。
ワクワクが止まらない瞬間だ。
しかし、いざ旅程を組んでみると、移動時間だけで一日が終わってしまう日や、予算が大幅にオーバーしていることが発覚することがある。「行きたい場所優先主義」の罠に、まんまとハマってしまうのだ。
私も何度もこの失敗を繰り返してきた。恥ずかしながら、つい最近も同じ轍を踏んでしまったのだ。
(おかげで、有馬温泉旅行がワヤクソになった)
結局、泣く泣くいくつかの場所を諦め、旅程を大幅に見直すハメになることもある。そんな時、もっと俯瞰的に計画を立てていれば…と後悔するのである。この後悔の念は、きっと多くの人が経験したことがあるだろう。
旅行の計画を立てる際に大切なのは、まず「全体像を把握する」ことだ。これは、私が痛い目に遭って学んだ教訓だ。
旅行の日程と予算を再確認するのはもちろんのこと、行きたい場所リストを地図上で確認し、それぞれの場所の位置関係や移動手段、所要時間をチェックしてみるのである。この作業は少し面倒かもしれないが、実際にやってみると意外と楽しいものだ。まるで、自分だけの冒険マップを作っているような気分になれる。
そして、同じエリアにある観光スポットをまとめて回るなど、「効率」を意識した旅程を組むことが大切だ。これは、ビジネスでの時間管理にも通じる考え方だと気づいた時、私は思わず膝を打ったものだ。
また、「今回は温泉でゆっくり癒されるのが目的」といったように、旅行のテーマを明確にしておくことも有効である。テーマを決めることで、旅行がより充実したものになる。これは私自身の経験から言えることだ。
旅行の計画だけでなく、仕事や日常生活でも、つい目の前のことにとらわれて、全体像を見失ってしまうことがある。私も度々そんな状況に陥り、自己嫌悪に陥ったことがある。
だが、ちょっと立ち止まって俯瞰的に物事を見てみると、新たな発見があったり、より良い解決策が見つかったりするものなのだ。この「ちょっと立ち止まる」という行為が、実は非常に重要なのだと気づいた時、私は目から鱗が落ちる思いがした。
プロモーションにおいても、俯瞰力は成功への重要な鍵となる。顧客の深層心理、市場の潮流、そして自社の立ち位置… それらを俯瞰して見渡すことで、より効果的で、顧客の心を打つプロモーションを展開することができるのである。この考え方に出会えたことで、私のプロモーション戦略は大きく変わった。今では、この俯瞰力なしでは仕事ができないと言っても過言ではない。
Let's幽体離脱!俯瞰力を身につける7つのトレーニング方法
正直、この「幽体離脱」という表現には最初戸惑ったが、なんか気に入り始めている自分がいる。どことなく斬新で面白い表現だと思わないか?
俯瞰力は、複雑な現代社会において、ビジネスパーソンに限らず、すべての人にとって必須のスキルと言えるのだ。この「必須」という言葉は、決して大げさではない。私自身、俯瞰力を身につけてから、仕事もプライベートも大きく変わったのだ。
しかし、俯瞰力は、一朝一夕に身につくものではない。これは、私が身をもって経験したことだ意識的なトレーニングを積むことで、誰でも高め、日常のあらゆる場面でその力を発揮することができるのである。
「誰でも」という部分が重要だ。私のような平凡な人間でも、努力次第で身につけられるのだ。
以下に、毎日がパッと明るく開ける、俯瞰力UPトレーニングを7つ紹介する。
「パッと明るく開ける」というのは、決して誇張ではない。実際に、これらのトレーニングを実践してから、私の毎日は本当に明るくなったのだ。学術的な根拠も交えつつ、わかりやすく解説していくので、一緒にレベルアップを目指そう。私自身、このレベルアップの過程が非常に楽しかった。きっと、あなたも同じように感じるはずだ。
1.「いつもの」から抜け出す
毎日同じルーティン、同じ顔ぶれ…それは思考のマンネリ化を招いているかもしれない。
私も以前は、この「いつもの」に安住していた。
しかし、それが如何に危険かを知ることになるのだ。人間の脳は、新しい刺激がないと、どうしても「いつものパターン」で考えがちになるのだ。これは、脳科学的にも証明されていることなのだ。
心理学者のダニエル・カーネマンも、著書「ファスト&スロー」の中で、人間の思考には「システム1」(直感、速い思考)と「システム2」(論理、遅い思考)があると説明している。この本を読んだ時、私は目から鱗が落ちる思いがした。マンネリ化している時は、どうしても「システム1」に頼りっぱなしになってしまうのである。これは、私自身の経験とも合致していた。
俯瞰力を鍛えるには、「システム2」を意識的に動かすことが重要だ。そのためには、いつもと違う経験をして、脳に新鮮な刺激を与えるのが一番である。これは、私が実際に試してみて、その効果に驚いたことだ。
異業種交流会に飛び込んでみる: 異業種の人たちとの会話は、新しい発見の宝庫だ。「え、そんな考え方があるのか」と、目からウロコがポロポロ落ちること間違いない。私も最初は緊張したが、一歩踏み出してみると、想像以上に刺激的で楽しい経験だった。
普段読まないジャンルの本を開いてみる: 小説、ビジネス書、歴史書…何でも構わない。今まで知らなかった世界に触れることで、思考の幅がグンと広がるのだ。私は最近、量子物理学の入門書を読んでみたが、これが意外と面白く、新しい視点を得ることができた。
ニュースアプリで、興味ない分野もチェック: 政治、経済、国際情勢…最初はちんぷんかんぷんでも大丈夫だ。世の中の動きをざっくりと把握することで、視野が広がるのである。私も最初は苦手だった政治ニュースも、今では欠かさずチェックするようになった。
日常生活でも、いつもと違う道を通ってみたり、行ったことのないお店に入ってみたり…小さな冒険を積み重ねてみるのだ。これらの小さな挑戦が、実は大きな変化をもたらすのだ。私自身、この「小さな冒険」を楽しむようになってから、日々の生活がより豊かになったと感じている。
2.抽象化と具体化をマスター
俯瞰力を鍛えるには、「抽象化」と「具体化」の思考トレーニングも効果的だ。正直、最初にこの概念を聞いた時は難しそうだと尻込みしてしまった。しかし、実践してみると意外と面白く、そして非常に有益だと気づいたのだ。
「抽象化」とは、物事を大きな枠組みで捉えること。「具体化」はその逆で、抽象的なものを具体的な行動レベルに落とし込むことである。この二つの思考を行ったり来たりすることで、問題の本質が見えてくるのだ。私にとって、これは目から鱗が落ちる体験だった。
抽象化トレーニング: 例えば、「今日のプレゼン、うまくいかなかった…」と落ち込んでいる時。「なぜうまくいかなかったのか?」「何が足りなかったのか?」と自問自答してみる。すると、「準備不足だった」「相手に分かりやすく伝えられていなかった」といった根本的な原因が見えてくるはずだ。私も実際にこれを試してみて、自分の弱点が明確になり、次への改善点が見えてきた。これは非常に有益な経験だった。
具体化トレーニング: 「顧客満足度を上げたい」という目標を立てたとする。だが、これは抽象的すぎて、何から手をつければいいか分からない。そこで、「具体的な行動」に落とし込むのだ。例えば、「商品ラインナップを見直す」「お客様の声を収集するアンケートを実施する」「サポート体制を強化する」などである。この具体化のプロセスを通じて、私は漠然とした目標が実行可能な計画に変わっていくのを目の当たりにした。この体験は非常にエキサイティングだった。
抽象化と具体化を繰り返すことで、物事を多角的に捉え、より的確な判断ができるようになるのだ。私自身、この思考法を身につけてから、仕事での意思決定がスムーズになったと感じている。
3.マインドマップのススメ
頭の中が情報でパンパン…なんて時に役立つのが「マインドマップ」である。
私も最初は「子供っぽい」と思って敬遠していたが、一度使ってみたら、その効果に驚いた。今では、重要な企画を立てる時には必ずマインドマップを使っている。
中心にテーマとなるキーワードを置いて、そこから関連するキーワードやアイデアを枝分かれさせていくことで、視覚的に情報を整理できるツールだ。これが思いのほか楽しい作業なのだ。
会議の内容を整理したい時: 議題を中心において、関連する意見や決定事項をまとめていくと、スッキリ分かりやすい議事録が作れる。私が初めてこの方法で議事録を作った時、同僚から「わかりやすい」と褒められた。その時の喜びは今でも覚えている。
プレゼン資料を作りたい時: 伝えたいメッセージを中心において、構成やキーワードをまとめていくと、聞き手の心に響くプレゼン資料が作れるのだ。この方法を使い始めてから、私のプレゼンの評価が格段に上がった。正直、自分でも驚いている。
新しいアイデアを出し合いたい時: テーマを中心において、自由にアイデアを書き出していくと、斬新なアイデアが生まれることもある。チームでこれをやると、アイデアが次々と飛び出して、まるでブレインストーミングのお祭りのようだ。とても楽しい時間になる。
マインドマップは、思考の整理だけでなく、発想力や記憶力アップにも効果が期待できる、まさに一石二鳥のツールなのである。私にとっては、仕事の効率を上げるだけでなく、人生を豊かにしてくれるツールとなった。皆さんにもぜひ試してもらいたい。きっと、新しい世界が開けるはずだ。
4.振り返りタイム
毎日忙しく過ごしていると、つい目の前のことに追われて、冷静さを失いがちだ。私も以前は、毎日がんばっているつもりでも、実際には同じ失敗を繰り返していたことがある。そんな時は、「振り返りタイム」を取り入れてみるのがよい。正直、最初は面倒くさいと思ったが、続けてみると驚くほど効果があった。
1日の終わりに、日記を書いてみる: 良かったこと、反省点、明日に向けて改善したいことなどを書き出すことで、客観的に自分自身を振り返ることができるのだ。私はこれを始めてから、自分の行動パターンが見えてきて、悪い習慣を改善できるようになった。まるで、もう一人の自分と対話しているような不思議な感覚だ。
週末は、1週間の出来事を振り返る: 仕事でどんな成果をあげられたか、プライベートでどんな楽しいことがあったかなど、1週間を振り返って記録してみるのだ。これを始めてから、「あっという間に1週間が過ぎた」という感覚がなくなり、1週間を充実して過ごせるようになった。時間の使い方が上手くなった気がする。
毎月末には、月の目標達成度をチェック: 目標に対してどれくらい進捗できたかを振り返り、来月に向けてモチベーションを高めるのである。私はこれを始めてから、長期的な目標に対しても着実に前進できるようになった。小さな進歩の積み重ねが、大きな変化をもたらすのを実感している。
ポイントは、単に事実を羅列するのではなく、「なぜうまくいったのか」「どうすればもっと良くなるのか」といった分析を加えることだ。これが、単なる記録から学びへと変わる鍵なのだ。私も最初は事実を書くだけだったが、分析を加えるようになってから、本当の意味での成長を感じられるようになった。
5.メンターを見つける
「俯瞰力を鍛えたいけど、一人じゃ不安…」そんな時は、頼りになるメンターを見つけるのがよい。
私も最初は恥ずかしくて躊躇していたが、勇気を出してメンターを探してみたら、人生が大きく変わった。メンターは、あなたの経験や知識が豊富な、いわば人生の先輩なのだ。
経験に基づいたアドバイスをもらえる: 自分では気づかない視点を与えてくれたり、的確なアドバイスをもらえたりするのだ。私のメンターは、私が悩んでいた問題を、まったく違う角度から解決する方法を教えてくれた。その時の驚きは今でも忘れられない。
成功談や失敗談から学べる: メンター自身の経験談は、教科書よりも役に立つ、生きた教訓になるのである。私のメンターの失敗談を聞いて、「ああ、自分一人じゃないんだ」と勇気づけられたことが何度もある。
目標達成をサポートしてくれる: 定期的に面談することで、モチベーションを維持しやすくなる効果も期待できるのだ。私も、メンターとの定期的な面談を楽しみにしている。それが、自分の成長を確認する機会にもなっているのだ。
信頼できる上司や先輩、あるいは尊敬する人物に、思い切って相談してみるのも良いかもしれない。私の場合は、勇気を出して尊敬する先輩に相談してみたら、快く引き受けてくれた。その時の喜びは今でも鮮明に覚えている。皆さんも、恥ずかしがらずに挑戦してみてほしい。きっと、素晴らしい出会いがあるはずだ。
6.好奇心をフル活用。
「なぜ空は青いのか」「なぜ人は働くのか」…子どもの頃は、誰もが持っていた「なぜ?」という好奇心。大人になると、いつの間にかこの気持ちを忘れがちだ。私も、仕事に追われる日々の中で、この「なぜ?」を忘れていた時期があった。
でも、この「なぜ?」って、実は俯瞰力を鍛えるための超重要キーワードだった。
この気づきは、私にとって大きな転機となった。物事に対して「なぜ?」と問いかけることで、表面的な理解に留まらず、本質を見抜く力が身につくのだ。
例えば、、、
仕事で新しいプロジェクトが始動 →「なぜこのプロジェクトを始めることになったのか?」「どんな目的があるのか?」
私がこの質問を始めてから、プロジェクトの本質的な目的が明確になり、より効果的な提案ができるようになった。チームメンバーからも「視野が広い」と評価されるようになったのは、嬉しい驚きだった。
友人から急にご飯に誘われた →「なぜ私を誘ってくれたんだろう?」「何か話したいことがあるのかな?」
この「なぜ?」を意識し始めてから、人間関係がより深まった気がする。相手の気持ちを推し量ることで、より思いやりのある対応ができるようになったのだ。
「なぜ?」を意識することで、自然と視野が広がり、物事を多角的に捉えられるようになる。私にとって、この「なぜ?」の習慣化は、仕事でもプライベートでも、大きな変化をもたらしてくれた。皆さんも、日常のあらゆる場面で「なぜ?」を意識してみてほしい。きっと、新しい発見の連続になるはずだ。
7.失敗は成功のもと
俯瞰力を鍛えるためには、多くの経験を積むことが重要だ。そして、経験の中には、必ず失敗もつきものである。私も数え切れないほどの失敗をしてきた。正直、その度に落ち込み、自信を失いそうになったこともある。
でも、大事なのは、失敗から何を学び、次にどう活かすか、なのだ。この考え方に出会えたのは、私にとって大きな転機だった。
心理学者のキャロル・ドゥエックは、著書「マインドセット」の中で、人間の能力に対する考え方を「固定マインドセット」(能力は生まれつき決まっている)と「成長マインドセット」(努力次第で能力は伸ばせる)の2つに分類している。俯瞰力を高めるためには、失敗を成長の糧と捉える「成長マインドセット」を持つことが重要なのである。
この考え方を知ってから、私の失敗に対する態度が大きく変わった。具体的には:
失敗の原因を分析: 「なぜ失敗してしまったのか?」冷静に分析することで、次に活かせる教訓が見えてくるのだ。私は、失敗の度に「失敗日記」をつけるようにした。最初は辛かったが、次第にこの分析が楽しくなってきた。
改善策を考えよう: 同じ失敗を繰り返さないために、具体的な改善策を考え、実行に移してみるのである。私の場合、改善策を考えること自体が、新しいアイデアを生み出すきっかけになることもあった。
次へと活かそう: 失敗を恐れず、積極的にチャレンジすることで、俯瞰力はどんどん磨かれていくのだ。私も、この考え方を持ってから、以前よりも積極的にリスクを取るようになった。結果、思わぬ成功を収めることもあり、自信にもつながった。
失敗を恐れて何もしないのは、もったいない。失敗を乗り越えてこそ、見える景色があるはずなのである。私自身、失敗を恐れずチャレンジすることで、自分の可能性が広がっていくのを実感している。皆さんも、失敗を恐れずに前に進んでほしい。きっと、素晴らしい成長の機会が待っているはずだ。
俯瞰力は、マーケターにとって必須のスキル
幽体離脱〜〜〜
![](https://assets.st-note.com/img/1726485514-0iULEYDfzj82r9cTlKHtmBJZ.png?width=1200)
時は令和であることを置き去りにしたようなガッビガビの画像を貼り付けてみた。
幽体離脱が大事という話をしたが、本当に幽体離脱にはご注意願いたい。社会から魂が抜け出したまま、あの世に旅立たぬようお願い申し上げる。
とはいえ、俯瞰力がマーケターにとって欠かせぬ技であることは、紛れもない事実である。
一人一人のお客様の声に耳を傾けつつ、時には視点を高く上げて全体を見渡す。そうすることで、これまでぼんやりとしていた景色が鮮明になり、お客様の本当の望み、市場の流れ、そしてプロモーション全体の最適な筋道が見えてくるものである。
まるで霧晴れて、眼前に美しい眺めが広がるような心持ちとでも申そうか。
俯瞰力を身につけることで、以下のことが叶うだろう。
お客様の心を掴む: 表面的な要望だけでなく、奥底にある想いをも見抜く「千里眼」を持ち、お客様の心に響くプロモーションを展開できる。
時代の流れに乗る: 市場の動きや競合の様子をいち早く察知する「先見の明」で、常に先手を打つ戦略を練ることができる。
限りある資源を活かす: プロモーション全体を見渡し、最適な道筋を描く「戦略眼」を養うことで、最大の効果を生み出すことができる。
俯瞰力は、呪文を唱えればすぐに身につくものではない。しかし、ご心配には及ばない。今日からお伝えする七つの心得を日々積み重ねることで、誰しも必ずやその力を高められるのである。
さあ、鳥の目を持って、お客様の心に寄り添う、素晴らしいマーケティングを実現させよう。
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![田辺輝恭](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/151142639/profile_f24af297724f5ff87392a0580a4d7417.png?width=600&crop=1:1,smart)