トップ講師の扇動術

世界トップ講師が明かす人を動かす文章術

「文章が書けない」と声を漏らす方には、ある共通点があります。

それは、文章を書こうとしてソフトを立ち上げると、真っ白な画面をみて頭も真っ白になるというモノです。

頭が真っ白になってしまうとタイピングもできなくなるし、ペンで書いていたとしても全く進まなくなりますよね。

じゃあ、それを打破するためにはどうすればいいのか?というと、ぼくがオススメするのは『フレームワークに沿って書く』です。

で、今回お話するフレームワークは「人に行動をしてもらいたい時に使うもの」を紹介させていただきます。

Experiential Learnig Model

そのフレームワークなんですが、今回お話するのは『Experiential Learnig Model』と呼ばれるものです。

これはアメリカの教育学者であるDavid Kolb氏が考案したフレームワークです。

で、なぜこのフレームワークがいいのかというと、このフレームワークを使えば、文章を読んでくれた人の多くが納得してくれるようになるからです。

もちろん、文章に限った話ではありません。

講演やスピーチ、全体朝礼の場でも効果を発揮しますし、ビデオ動画でも影響をもたらします。

つまり、1対多数の場面であれば、このフレームワークを使って伝えるだけで、納得のいくメッセージになるというワケなんですね。

とはいえ、なんでそこまで言い切れるのかと思うかもしれませんが、それにも理由があります。

それが先ほどのDavid Kolb氏なんですね。

先ほどお話した通りDavidさんは、アメリカの教育学者なんですが、とある研究を通して『人間には4つの学習モデルがある』ということを発見されました。

つまり、話を聞いて「なるほど!わかった!」となるパターンが4つあるということがわかったんですね。それが

・WHY(なぜ?)
・WHAT(なに?)
・HOW(どのように?)
・WHAT IF(もしやればどうなるの?)

の4パターンです。

これから、それぞれのモデルを1つずつ説明するのですが、その前に大前提をお伝えさせていただきます。

それは、『これらのモデルのどれか1つにだけ当てはまるというワケじゃない』ということです。

つまりWHYタイプの人は、WHYの部分さえ納得できれば全てを信用するのか?というと、そうじゃないという事なんですね。そうじゃなくて、当然ほかのモデルも聞いた上で納得してもらいやすくなるだけなのです。

それに、WHYタイプの人が一生そのままであるということもありません。人間なので、学習や経験を通して意志や思考が変わるというのも当然あり得ます。

なので、そういった意味でも、この4パターンを全て網羅するフレームワークを心がけることが大切になってくるんですね。

前置きが長くなってしまいましたが、本題に入りましょう!

WHY(なぜ?)とは、なんでこの文章を読む必要があるの?といった、『理由』がわかれば納得してくれるタイプです。

他にも、あなたは何者なの?とか、なんで私が読む必要があるの?とか、なんで今ここで読まないといけないの?といった部分の理由を開示することで、「なるほど!」と納得してくれやすくなります。

また理由の他にも、悩みや問題点を開示してあげるという方法もあります。

こんな問題を抱えていませんか?これは〇〇についてまとめた記事です。先日XXという問題が起きたので解決策を書きます。

こんな感じで悩みや問題点を最初に開示して、「あ、これを読めば解決できるかも」と思っていただくことがポイントになります。

WHAT(なぜ?)は、何をすればいいのか?がわかれば納得してくれるタイプです。

合わせて、証拠や根拠、データや定義なども伝えると、より納得してくれるようになります。要は論理的な人に向けてのメッセージですね。

例えば、macの動きが超絶にぶくなったとします。

で、それを解決した時の奮闘記をブログに書くとします。その時セーフモードを起動して直した場合、たいていの人は「セーフモードで解決できました!」くらいしか書きません。

ですが、そのセーフモードがなんなのか?どんな効果があるのか?他にどんな人がオススメしているのか?といった根拠や論理を伝えてあげるということです。

他にもストーリーを語るのも効果的です。(ストーリーは別ノートでお話しますね♪)

HOW(どのように?)とは、具体的なやり方がわかれば納得するタイプです。

例えば、さっき話したセーフモードであれば、そのやり方をステップバイステップで伝えてあげるということです。

また各ステップごとに起こりうるトラブルだとか、懸念されるもんだいなどをあらかじめ伝えてあげると、より効果的になってきます。

つまり、ゴールまでのアクションプランを起こしてあげるということですね。

WHAT IF(もしやればどうなるの?)は、実際にやればどんな未来が待っているのか?を提示してあげると行動するタイプです。

他にも、実例を紹介するのも効果的になってきます。

以上がDavid Kolb氏が考案した『Experiential Learnig Model』です。

で、実はこの記事も、今回紹介したフレームワークに沿って書いていますw(いま、WHAT IFのパートです)

もし、ここまで読んでみて腑に落ちたり、なるほど!と思えたのなら、このフレームワークの効果性を感じていただけたことになります。

是非ともお試しいただければ!と、思います♪

ありがとうございました!

田辺輝恭

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田辺輝恭
ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。