本業のヘアメイクスタート 〜その1〜
会社の設立の細かい話をここまで書きましたが、本業はヘアメイク及びヘアメイクアップアーティストのマネージメントです!
この当時恥ずかしながら感情も非常に不安定だったので、そこも含めて思い出して書いていきます。
感情の乱れ
前の会社の退職までの流れの中で、失礼をしてしまったり、不快な思いをさせてしまったりした関係者の方は少なくなかったと思います。
それにより、覚えのないことを陰で言われたり、直接文句を言われたりもしました。
当たり前です。
何か選ぶということは何かを捨てることでもあります。
何か捨てようとすればなんかしらの軋轢は生まれます。
そんな当たり前のことを退職の時はわかってなかったのです。
そしてその時の感情が長引くことも。
当初、会社設立の忙しさでなんとか感情を抑えこめていましたが、
退職時に感じた不甲斐なさや不快感、
現在や未来への不安。
そして何より自分が捨てた道への若干の後悔
が断続的に襲ってくるようになりました。
まとわりつくような気持ち悪い感情です。
振り払うこともできず、ただただ飲み込まれていくような感覚でした。
その感情を自分で理解も整理もできず、抱えたままどうにか進めていくしかありませんでした。
本業スタート!?
感情のコントロールができない僕は、
本業に集中しようと電話やメールで、片っ端から
「この度、独立しました!是非ご依頼ください!」
ただただ愚直にひたすら営業活動を行いました。
すぐには結果は出なかったですが、元々のクライアントの方々から
一件、また一件と少しづつ案件をご依頼いただき、
ヘアメイクさん達に
「○月○日に、〇〇の案件決まったよ!スケジュール確保してもらえる?」と連絡していきます。
もちろん来週とかという直近の案件ではなく2、3ヶ月後ぐらいの案件でしたが本当にありがたかったです。
退職、会社設立とばたついた際に減っていた自分の案件も少しづつ回復し始めました。
これでなんとかスタート切れた!
これでモヤモヤした感情ともおさらばだ!
と安堵しました。
やはり目に見える結果が自分を安心させるのだと実感しました
感情は落ち着かず、、
ですが、
今度は、安心して少しの余裕が出てくると周りが急に気になります。
自分がヘアメイクとしての活動を減らしている中、仲のいいヘアメイクさん達の活動が気になってきました。
登記申請したり、諸々の事務処理を行っている間に
他のヘアメイクは現場に行き、案件をこなし、腕を磨いている。
まだまだ自分自身もヘアメイクとして活動していくつもりの僕には
置いていかれている感覚になったのです。
「自分は来月の収入もなく現場も少ない。
いくらマネージメントも仕事とはいえ、自分が食う分を稼げないで
何がマネージメントだ!」
会社を作ろうと思った時の感情とは真逆の感情が出てきました。
自分で選んだはずが、気がつけばやらされているような感覚になってきて、
なぜか被害者意識が芽生えてきてました。
そんなことを考えてはもちろんうまくいくはずないのです。
そんな僕は、ついに一緒に走ってくれるといってくれている
仲間にまでマイナスの感情を持ち始めます。
書いていると、その時の感情が戻ってくるようで
恥ずかしく苦しいんですが、せっかくなのでもう少し掘り下げて続けていきます。ではまた次のお話で。