最果てフェス
カラタチをご存じだろうか。木の種類で柑橘系らしい。そして、その木をコンビ名としているお笑いコンビである。恐らく、多くの人が元ネタの木すら知らないだろうが、このお笑いコンビ「カラタチ」がラジオをやっている。
そのラジオタイトルが「カラタチの最果てのセンセイ」という。内容はオタクコンビの悲喜こもごもといったところだが、二人とも遠慮なく放送禁止用語を発するので、回によっては編集で銃撃戦が起きている。肝心の内容だが、少しでもオタクあるいはインドアを自覚している人なら間違いなく楽しめるだろう。個人的なおすすめは第8回から第10回に至るくだりだろうか。第10回の冒頭で大笑いしたことを良く覚えている。内容的には大きく変わっていないのに、現在でも勢いそのまま面白い。
さて、その「最果てのセンセイ」のフェス（リアルイベント）が1月4日にあった。三部制で、ぼくは一部と三部に参加してきた。どちらも笑った。笑い過ぎて涙が出た。
フェスとしては無論リスナー向けなので、万人におすすめ出来るものではない。だけれども一部に出場した、ほぼ初舞台を踏んだ芸人がこなれていく様は、みんなが笑えると思う。
そして公式によると三部がビギナー向け、2024年M-1でカラタチを知った勢くらい向けのつもりだったらしい。シンプルにお笑いのコーナーライブ的に楽しめると思う。個人的には、けっこう中身が濃く感じたので、知っている人はなお面白いだろう。
とにかく楽しい半日だった。特に第一部は、まったく期待されていないコンビが勢いつけて盛り上がるという点では最果てのセンセイを体現していた。
担当の放送作家も最前列にいたが頼もしい背中だった。フェスに出てきた他の芸人と同じく、カラタチの二人の周りにはなんだか安心感のある人が集まってきているように思う。次の放送も、リアルイベントも楽しみにしている。
今回のリアルイベントは終了したが、配信は売っている。参考までに公式HPを貼っておく。少しでも興味が出てきたらぜひ見てみて欲しい。そして少しでも響くものがあったらラジオリスナーに加わって欲しい。