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楽曲から振り返る美少女ゲーム:2 自己紹介をゲームで語る編
#自己紹介をゲームで語る
自己紹介どころか半生ですねこれは…
人生に美少女ゲームが大きく影響したのは間違いない。
自分語りを盛大に交えて紹介します。
自分が〇〇1年生だった2007年、深夜アニメを見始めるようになり、
そのタイミングで流行った作品といえば「らき☆すた」です。
オタク主人公の泉こなたは高校生ながらギャルゲーやエロゲーをプレイしていたという設定(父親に買い与えられていた?)で、何が言いたいのかというとその頃のオタク文化に美少女ゲームは外せないコンテンツだったのです。
当時の実家にはPCこそありましたが自分のPCなんてものはもちろん無く、遊びまわって全然連絡がつかない息子に与えられたガラケーと、WiiとPS2とPSP位しか自分の遊び道具はありませんでした。
そんな状態に転機が訪れます。
美少女ゲームとの出会い
2年生の夏、近所のブックオフを徘徊しているとゲームコーナーに可愛いパッケージのゲームが置いてあるではありませんか。
しかもプラットフォームはPSPで、値段は小遣い月3000円の少年には少し高かったけど、漫画を売ってお金を作り購入したのがこの作品
「To Heart2 PORTABLE」です(以下東鳩2)
パッケージ表紙の「柚原このみ」に一目惚れ。思わず購入し、かなりやり込みました。
UMDディスク2枚組なので入れ替えが面倒だったなぁ~
人生で初めて美少女ゲームの世界に触れ、爽やかな青春の日々を送る主人公を見て「自分も××生になったらこういう青春を送りたいなあ」と思ったのはいい思い出です。
今思い返してみるとシナリオは王道のギャルゲー。
ちと泣けるルートもありますが全般的にヒロインとの距離が縮まっていくのを楽しむといった感じです。
東鳩2を気に入った少年はしばらくして初代東鳩も購入。
こっちも発売当時大ブームを起こしたとの事だけあって、絵は古いなあと思いながらも感動してました。
世の中的にはマルチ派の人が多いですけど、自分はあかり派でしたね!
あと来栖川綾香ちゃん!
そんな感じで、美少女ゲームの世界に一歩踏み入れましたが、コンシューマー作品しかプレイ出来ず、他はアニメ原作のキャラゲーを買った記憶です。
待望のマイPC! 初めてプレイしたのは…
受験が終わり、公立に入れたという事で浮いた学費で合格祝いにPCを買ってもらえる事に。
大学生のお兄さんが居た豊島くん(仮名)が貸してくれました。
車輪の国、向日葵の少女
R18ゲームのデビュー作はこいつです。
豊島くんも最初からとんでもない作品を勧めてきましたね…
もう一度記憶を消してプレイしたいゲームの1つです。
どのルートも泣ける場面があり、最後のシナリオで大団円を迎えるこの作品をプレイして、すっかり美少女ゲームの虜になってしまったのです。
美少女ゲームの日々
進学してまず始めたのはアルバイト。
稼いだお金で秋葉原に繰り出し、今は亡き紙風船等を巡ります。
次はまた東鳩のような青春モノがやりたいなぁ~と思い目についた作品が、
恋色空模様でした。
可愛い絵柄のヒロイン、頭の切れる主人公。
よく動くし、SDキャラも可愛いし…
これが定番というやつですね…!とか思いながらプレイしてたら
シナリオも意外としっかりしていてお得感満載の作品でした。
自分の推しは主人公の妹の伊東 美琴ちゃん。
ツンデレ妹とというジャンルに初めて触れました。
恋色空模様と同時期にプレイしたのが、HoneyComing
らきすたブームの時に購読していたコンプティークに漫画が載ってたんですよね…
3年生のとき初めて行ったコミックマーケットでグッズセットを買った記憶があります。
恋愛授業がある私立学校で繰り広げられるラブコメという内容で、ヒロイン1名だけ選択肢要らずで攻略できるオンリーワンモードってのがありました。
自分は上条 朝陽という漫画版でのメインヒロイン一択でプレイしていましたが、他のキャラクターも魅力的でしたね。
友人たちとの貸し借りで出会った作品
恋色空模様のグッズ欲しさに2010年冬、秋葉原で開催された電気外祭りに参加。
そこの待機列で偶然同級生と出くわし意気投合。
一緒に秋葉原に行って仕入れに行ったり貸し借りをする仲間に出会います。
リアル妹がいる大泉くんのばあい
は借りたゲームの中で1番気に入った作品です
これの特筆すべき点はミドルプライス(6000円前後)ゲームだった事。
当時フルプライス(9000円)のゲームで当たりはずれを引いていたのに、
値段が下がって良質な作品に出会えたと衝撃を受けました。
非常に良く纏まっていて、シナリオのおるごぅる氏(おうんごぅる)
の新作が待ちきれなくて過去作、うちの妹のばあい 純愛版 を買った思い出もあります。
新作ゲームを買い始める
最初は中古屋で3000-5000円くらいの作品をプレイしていましたが、
次第にネットで宣伝されている新作ゲームも気になりだし、
特典の豪華さにつられて予約購入したのが 恋と選挙とチョコレートでした。
*アニメ版の話は無かったことに…
完全にネットの評判と豪華特典で手を出した割にはシナリオもそこそこ面白かった記憶があります。
これもコンプティークか電撃ジーズマガジンで特集記事組まれてたんですよね…
と人生で初めてかったフルプライス新作ゲームで痛い目を見なかったのを良い事に、新作ゲームも買い始めちゃいます。
翌年2月に発売された グリザイアの果実 も発売日購入した新作ゲームの1つです
これ、フロントウィング10周年記念作品なんですよね…
今年2020年はフロントウィングは20周年。時の流れは残酷です…
後にファンディング2本、番外編3本、別機軸の作品が現在も展開されている一大コンテンツの始まりを見た瞬間でした。
美少女ゲームの世界から離れていたタイミングで発売されたグリザイアコンプリートボックスは僕も購入しましたね…
美少女ゲーム黄金期(個人的)
恐らくこの辺りが人生で最も美少女ゲームに情熱を注いだ時期で、
発売はそこそこ前だった筈なのに中古が高騰!
秋葉原の中古屋巡らないと手に入らない!
状態だったみなとそふとの大ヒット作
真剣で私に恋しなさい! の大ボリュームに夏休みを奪われ、
*このゲームで10年飯食ったの凄いと思う
ソラハネから発売された AQUA の独創的な世界観とシナリオに冬休みをかっ攫われていました。
*次作以降はどうしてこうなった感の強かったメーカー
有名どころだとこの2作品ですが、他にも中古ワンコイン美少女ゲームから新作まで幅広い価格帯の作品をプレイしました。
別の機会で紹介したいと思います。
業界の衰退と共に
2011年ってギリギリスマホとガラケーの普及が同じくらいだった頃なんですよね。
この後からスマホ普及が飛躍的に上がってソシャゲーなんかが流行り始めたりします。
2000年代に比べて衰退してるとは言われてた美少女ゲーム業界ですが、
ここいらで本格的に衰退を始めます。
パソコンが必須ではない時代が来てしまうのです。
9000円出して鬼が出るか蛇が出るかのギャンブルなんかせずに、
基本無料でゲームを楽しむ時代が到来です。
自分はスマホゲームは殆どやりませんでしたが、
声優ユニットにハマって暫く美少女ゲーム業界から離れてしまいます。
しかし全くやらなかった訳ではなく
アニメのクオリティ高く個人的オリンピック競技に導入して欲しい競技ナンバーワンであるジョストという独自スポーツを描いた
ワルキューレロマンツェ や、
文学と名高いWHITE ALBUM2はこの時代にプレイしていますね。
この辺で自分の主だった美少女ゲーム遍歴は以上になります。
最後まで読んで下さった方、本当にありがとうございます。
自分が美少女ゲームに熱中してた時期が業界の最後の輝きのある時代だったんだなあと。
手を出すには早い年代でしたが、ある意味では正解だったのかなとも感じています。
当時は割れ厨とか蔓延していて、自分もその仲間と思われるのが嫌でパッケージの写真をデジカメに残していたりしてました(見出し画像はその中の1枚です)
業界が縮小しているのは割れ厨のせいだ!とも言われていましたが、
現在の状況を見るに様々な要因があったと考えています。
また心動かされる作品が発売されることを祈っています。