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諦めなかったこと

高校生の頃、前十字靭帯断裂という大怪我を2回した。

中学からサッカーを始め、中学・高校と6年間サッカーをしていた。

正直、あまり向いていなかったと思う。
サッカーをプレイすることは苦手ではなかったけれども、
よく怪我をしてしまっていた。

スポーツが向いているかどうかは、怪我をするかしないかだと思う。
怪我はスポーツにつきもの。
怪我しちゃったらどんなにそのスポーツができても、活躍できない。

前十字靭帯断裂は本当に大怪我で、
全身麻酔の手術をして、2週間の入院をしなければいけない。
その内の1週間は自分でトイレにいくこともできない。
そこから、8カ月くらいのリハビリを重ねて、やっと復帰することができる。

高校に入学し、サッカー部に入り、正式に部員として練習が始まったのは
5月中旬、そして4カ月経った9月に、練習中に怪我をした。
今でも覚えてるし、思い出すと少しトラウマはある。
今まで体感したことのない怪我で、した瞬間から重い怪我だとわかった。
どんな感じかでいうと、地面に足がついている感覚がなくなる。

それから、12月に手術をして、次の年、2年生になって7月くらいに復帰した。
内心焦っていた。
周りはどんどん進んでいってるのに、自分だけ怪我でなにもできず、置いていかれている状況がしんどかった。
そして、7月に待望の復帰をした。

その2週間後、また練習中だった。
やった瞬間にわかった。
それから2日間くらいは現実を受け止めることができなかった。

だいすきだったサッカーを辞めるかも迷った。

今からすぐに手術をしても、早くても4月。
多分2回目だから、実際は6月。
その頃には、高校3年生で、総体のとき。
選手権まで続けるとしても、サッカーができるのは3,4カ月。
また怪我をする可能性もある。

そんな心境だった。

ぼくは、人に相談するのが得意じゃなった。
だから、1人で悩んでた。

そのときに、声をかけてくれた中学から一緒にサッカーをしている友達には今でも感謝している。

ありがとう

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〈後日談〉
高校2年生の2月。
コロナでパンデミックが起こった。
卒業旅行取りやめ、体育祭なし、文化祭なし、総体もなし、
当たり前にあったことの多くが無くなった。

9月、選手権1回戦。
ホイッスルがもう少しで鳴る。
そのとき、センターサークルの真ん中、ボールの一番近くにぼくはいた。

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