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2024年チニング振り返り
2024年のチニングを振り返り、まとめてみました。
2024年釣果集計 年間513枚
2024年のチニング釣果を集計してまとめてみました。
多摩川ウェーディングでの釣果が大部分ですが、東京湾奥河川・運河、8月に僅かですが遠征先の中海での釣果も含まれています。
ボートでの釣果は含んでいません。
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1月 2枚(4回) 平均0.5枚
2月 6枚(3回) 平均2枚
3月 36枚(9回) 平均4枚
4月 35枚(7回) 平均5枚
5月 63枚(10回) 平均6.3枚
6月 76枚(9回) 平均8.4枚
7月 46枚(8回) 平均5.7枚
8月 55枚(9回) 平均6.1枚
9月 47枚(5回) 平均9.4枚
10月 83枚(7回) 平均11.8枚
11月 53枚(5回) 平均10.6枚
12月 11枚(4回) 平均2.7枚
合計 513枚(80回) 平均6.4枚
こうしてグラフと数字にして眺めてみると、4月〜7月のハイシーズンに数が釣れていないことがわかります。これは、後述するトーナメントのプラクティスでエリア全体の状況チェックや一発夢を見て新規開拓をおこなった結果、貧果で終わることが多かったためです。
また、8月の中海遠征は貧果で終わり、1月-2月は極端に厳しい状況が続き、数が伸びませんでした。
10月はチビレを本気で掛けにいき、数が伸びました。
年間枚数を追ってしまうと、プラクティスやポイント開拓、タックルテストなどが疎かになってしまうという弊害が生まれます。このあたりを調整して、2025年は800枚くらいに着地できたらいいなと思っています。
いつか枚数だけを追い求める年をつくって、1000枚越えを狙ってみたいです。
トーキョーブリームカップ2024 6位
2024年6月8日・9日に開催されたトーキョーブリームカップ2024に参戦しました。
ルールは、6月8日0:00から6月9日15:00まで、39時間の競技時間内に釣ったクロダイまたはキビレ2匹の全長合計で競うというものでした。
プラクティス編
エリアは鶴見川・多摩川・荒川・旧江戸川・江戸川と広大。プラクティスでは鶴見川を除く全域を長時間かけてチェックし、以下のパターンを見つけました。
多摩川上流域にて、小型中型のクロダイが沸く中でポツリと46cmほどのクロダイが釣れる
多摩川河口域にて、爆釣という釣れ方でキビレを中心にクロダイも混じるが、サイズは選べない
荒川河口域にて、48cmほどのクロダイがポツリと釣れるが、ピンポイントのメジャー場所なのでバッティングは必至
旧江戸川のメジャーポイントにて、バイブレーションで50cmオーバーのクロダイが狙えるが、中型クロダイがうるさく効率は良くない
江戸川にて、干潮からの上潮に乗って押し寄せて来る43-45cmのキビレがコンスタントに釣れ、クロダイ48cmのポツリもある
戦略編
これらをふまえて、以下のように39時間のタイムスケジュールを立てて大会に臨みました。
8日 0:00-8:00
まずはたっぷりと睡眠をとって長い大会に備える。8日 10:00-17:00
江戸川の干潮を狙ってイン。上潮を後退しながら釣り、45cmキビレ2枚でリミットメイク。8日 18:00-22:00
旧江戸川のメジャーポイントで投げ倒し一発50cmオーバーのクロダイで入れ替えを狙う。9日 0:00-6:00
睡眠9日 8:00-15:00
多摩川上流域で大型クロダイ狙い。
実戦編
江戸川での干潮から上潮の大型キビレ狙いのパターンは、嘘のように釣れませんでした。釣れない理由が魚がいないのか、喰いが渋いのか判別できないまま上潮に押されて後退し、終盤をむかえることに…
ふと、サングラスを外して水中を観察すると、粉が舞うような悪い潮が入っていることに気がつきました。これで喰い渋りと判断することができ、プラクティスでは出番のなかったクレイジーフラッパー2.4ヨドガワクローを投入、スローに誘って粘ると、ようやく魚が釣れました。
ここから全集中して7枚のキビレとクロダイを釣り、目標には少し届かないものの、44cmと43cmでスコアをまとめ、意気揚々と旧江戸川に向かいました。
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旧江戸川は、下潮で喰うことがわかっていましたが、場所取りのために早めに現地着。ここぞというベストポジションに入ることができ、バイブレーションを投げ倒しました。
予想通り、下潮のタイミングで1時間ほど入れ喰いタイムがありました。しかし、サイズも予想通りで、中型ばかりが連発し、キッカーサイズは混ざらず、失意のうち帰宅しました。
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翌朝、既に検量を終えた選手の記録を見てみると、1位の選手は95cmを釣っていました。これで、ぼくは51.5cm以上の魚を釣らないと優勝はないということになり…1発大物を狙って多摩川下流にあるディープ隣接のピンスポットに入りました。終了間際まで粘りましたが、それをあざ笑うかのように極小のキビレが釣れてゲームセット。
結果は、87cmの記録で6位でした。
優勝者の釣りは、鶴見川のシークレットポイントで思いつきもしなかったストロングパターンでした。脱帽です…
下記リンクに大会の結果が出ています。
トーキョーブリームカップは、今年も開催される予定とのこと。
優勝を目指します!
O.S.Pリアル戦2024in東京湾 優勝
2024年7月21日に開催されたO.S.Pリアル戦2024in東京湾に参戦しました。
ルールは、会場である浦安市総合公園を6:30スタート、14:00まで7時間半という短時間のうちに、3匹のクロダイまたはキビレを釣り、15:00までに帰着するという、ワクワクするほどハードなものでした。
また、競技エリアも鶴見川から小糸川までの東京湾内の河川および運河というドキドキするほど広大!
競技は厳しいほど燃えます!興奮で鼻息フーフーしながら絶対に優勝するぞ!と意気込み、プラクティスにのぞみました。
プラクティス・戦略編
短い競技時間の中で実釣時間を多く捻出し、きっちり3匹のリミットを揃えるために、会場から近く、クロダイの魚影が濃い湾奥運河の探索をじっくりとおこないました。
運河のクロダイの魚影は驚くほど濃く、最大は45cmほど。
しかし、青潮や雨後の下水未処理水の放出の影響で水質が安定せず、悪い水が入ってしまうと全く喰いません。ヘチ釣りの方々の見解では、良い水のあるエリアに避難するのでは?とのことでしたが、良い水を探すにも、網の目のように張り巡らされた運河を探索するのは至難の業…
次に、発想を転換して、水質に悩むならと、水質の良好なエリアを求めて遠征する戦略を立てました。狙うは千葉南方の河川。エリア内の南の果てですから、会場からはアクアラインを渡って1時間以上、往復2時間以上を移動にとられ、実釣時間は4-5時間となってしまうのが悩みどころ。
しかし、この作戦は大当たりで、大会前日の最終プラクティスでは、50・48・48・47・44cmと本番にとっておきたいのに!というほど釣れてしまいました。翌日に釣れる保証はどこにもありませんが、これはもう勝負するしかないですよね!
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東京湾の水質予測
夏場の水質を予測するために、下記のサイトを参照しています。湾奥の釣り人は、知っている方も多いかもしれませんね。その他にも、いくつか東京湾の観測値がわかる便利なサイトがありますので、後日、まとめて紹介したいと思います。
東京湾貧酸素水塊分布予測システム
実戦編
6:30定刻でスタート!湾岸道路を東京方面へ入り、一路千葉を目指しました。アクアラインで渋滞に巻き込まれましたが、これは想定内。焦らず安全運転して、8時前には釣りをスタートすることができました。
そして、待望の1投目で47cmが釣れました!前日プラクティスのパターンが生きていることを確認できて、ホッと胸を撫で下ろしました。
釣り方は、ドライブクロー3グリーンパンプキンをNTシンカーDrop型7gでスイミング!
ドライブホッグ2.5グリーンパンプキンとローテーションさせながら、ポツポツと釣果を重ねていき、41・50・43・44・38・40・52・40・48cmの合計10枚を釣ることができました。
ベイトフィッシュを追って盛んにボイルが起きる状況でしたが、ボイルする魚のサイズは40cm前後の中型サイズばかり。あえてマッチ・ザ・ベイトを無視して、大型魚の確率が上がるであろう釣り方を選択しました。
例えば、トップを投げていたら数は釣れたかもしれません。しかし、結果的に場所を荒らすことになり、大型魚が出にくい状況を作ることになるのではないかと考えたのです。場所を休めながら、そっと1本、また1本と、静かに抜いていくように釣るのが有効だったように思います。
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スコアは、上から52cm・50cm・48cmで合計150cm!
アクシデントに備え、11時には釣りを終えて帰路につきました。アクアライン通行止めのリスクを回避するために、千葉回りで浦安へ向かい、一番乗りで帰着申請をしました。
結果は優勝!
地道にプラクティスを重ねてきた成果が出て、感無量です!
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下記リンクに大会の結果が出ています。
大会当日、本格的なカメラが入って撮影がおこなわれ、ぼくもインタビューを受けたのですが、O.S.PのYouTubeチャンネルには動画がアップされていないようです。まだ、編集中なのでしょうか…
本大会が今年も開催されるのであれば、2連覇を狙っていきたいです!
中海遠征
2024年8月13日から17日までの5日間、中海へチニング遠征をしました。
2023年に続き、2回目の中海釣行となりました。中海の魅力は、なんといっても素晴らしい景色の中でチニングを楽しめること。そして、クロダイの美しい魚体です!
こちらをご覧ください!
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湾奥では味わうことのできないこの景色!そして、ひれピンの魚体!
特に北岸で釣れる魚は、銀色の輝きを放ち、ため息が出るほどの美しさです。
こうして、5日間、中海の夏を堪能しました!
少し気がかりだったのは、2023年と比較して、2024年は、クロダイのバイトが極端に少なかったことです。ぼくの釣りが合っていなかった可能性も否定できないのですが…
また、2023年には発見できなかった糸状藻類の繁茂があったことも気になりました。
大根島の周辺には良質な海藻が繁茂するシャロ―エリアがあり、2023年には良い釣りができました。2024年には、そのシャロ―エリアの大部分に糸状藻類が繁茂し、クロダイの反応が皆無となりました。
糸状藻類の繫茂の原因が水質の変化であったとすると、クロダイのバイトが減少したこととも関連があるのかもしれませんね。
今年も、チニング遠征をする予定です!
候補地は、広島、宇和島、高知、天草、伊万里…行きたいところがたくさんあり過ぎて悩んでしまいます!