SDS法で自己紹介を克服しよう
文章の型の1つにSDS法というのがあります。初めて耳にする方でもきっと知らないうちに使っていたり、SDS法をつかった文章をたくさん読んでいると思います。それぐらい汎用性が高く、実生活に役に立つ手法なので一度おさらいしておくと便利です。
S・・・Summary 全体の概要、要約
D・・・Details テーマや全体像の詳細
S・・・Summary まとめ
最初に伝えたいことの概要を短く話して、何の話なのかを相手の頭の中にインプットさせます。こうすることで、続きがどんな内容なのかを聞き手に予測しやすくさせ、話を聞く体制にもってこさせます。次に順に詳細を話しながら最後に結論、まとめで印象を残します。
例えばバイト先での自己紹介の時
全体の概要:はじめまして、こちらのハンバーガー屋の厨房でお世話にになります。田中〇〇と申します。
全体の詳細:小さい頃からハンバーガーが大好きで家のキッチンでパテを手作りしてから、フライパンで焼いて自家製のハンバーガーを作って食べていました。特技はパテを焼くことです。
全体のまとめ:一人でも多くのお客様に美味しいパテを挟んだハンバーガーを提供できるように頑張ります。よろしくお願いします。
すごく簡単にまとまりますので、余計な一言を言わずに済みます。自己紹介で余計なこというと、またあとが面倒だったりしますから出来るだけシンプルにサクッと済ませたいですよね。
出会いの季節ってそわそわワクワクしますが、私にとっては苦手な時間でもありました。自分に自信がなくて、いつもおどおどしてました。挙動不審な若者だったと思います。もしも過去に戻れるならこのSDS法を教えてあげて勇気付けてやりたいです。
プレゼンや新商品の発表にはSDS法が効果的
SDS法で一番効果が出やすいのが新商品の発表やプレゼンの時、セミナーの案内などです。すごくシンプルな型で汎用性があります。他にはネットニュースなんかもよく起用されて報道されています。
記事タイトル:英で流行語大賞に「都市封鎖」
米出版大手ハーパー・コリンズの英国法人は10日、英英辞書「コリンズ」編集部が今年の流行語大賞に「ロックダウン(都市封鎖)」を選んだと発表した。新型コロナウイルスの世界的流行で単語の使用頻度が前年比で60倍以上に跳ね上がったという。英メディアが伝えた。
「自主隔離」や「ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)」「休業手当」など新型コロナ関係の言葉が流行語上位10位の過半数を占めた。
編集部は、感染再拡大の深刻化で多くの国が2度目の都市封鎖に踏み切る中、世界の大部分にとって都市封鎖が「今年を総括する言葉」になったと選考理由を説明した。
「都市封鎖」というワードがイギリスで流行語対象に選ばれた内容の記事です。最初のSummaryはニュースの概要を一言で説明しています。最後の Summaryでは選ばれた根拠を背景を添えて文章を締めています。詳細には都市封鎖以外の候補や単語の使用頻度を数字を使って説明しています。全体的に伝えたいことがスッキリしていますし、記事の内容もわかりやすいです。
SDS法が頭で理解できていると、相手の言いたいことや要点も急所を抑えてで把握できるようになるのでコミュニケーションにも役に立ちます。