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【剣盾ダブルS24 最終844位 1683】不死オーガ脳筋ビートダウン

-はしがき-
前回の竜王戦ルールが終わってからキュワオーガという並びを知り、興味を持った。冠ルール(全国ダブル)でキュワワー+弱保ヨワシのキュワヨワシ軸で潜ったところ、簡単にマスター級にあげることができ強さを追体験できた。2021年5月のアップデートでカイオーガのトリック無効の仕様が修正されたが依然として強力な並びであり、今期最終3桁に残ったので記録を残す。



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構築経緯

耐久振り弱保カイオーガの対面性能が高いので、これを軸に構築を組む。
遅い猫騙しやこの指・怒りの粉で止まらない弱保起動要員にキュワワーが確定。

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次に遅いオーガ軸に必須の避雷針枠であるが、ライチュウやトゲデマルは襷前提の性能であり、いまいち火力が出ず圧をを掛けにくい。一方Aガラガラは鈍足であるが、最低限の耐久と高い火力があり、カイオーガとの相性補完に優れている。専用アイテムで、道具も被らないため採用。

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ビートダウン的な動きをする上で対面性能の高い襷枠を探した。逆張りオタクが色違い統一に拘った結果、水悪共にウーラオスが不採用となった。ボックスを眺めていたら育成済みAS陽気フェローチェがいたので調べたところ、スピードスワップとかいう面白変化技を覚えるので試しに投入。

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これで基本選出が完成。

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オーガキュワワーが厳しい相手を考えたところ、レジエレキ、ゴリランダーが思い浮かんだのでこれらに強いチョッキコバルオン+防塵ゴーグルドラパルトを投入。コバルトの苦手な炎や地面にオーガが強くて攻めの補完が取れており、袋叩きにより火力も出せる。

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一旦完成。

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マスター級まではこれですんなり上がったが、この並びだと選出が2パターン固定となってしまい3桁以上では通用しなかったので解散。

相手のレジエレキに対して守るトリルやガラガラで受ける動きだけでは窮屈なので、スカーフ以外を上から縛れる最速キングドラを採用。あいにくシングル用に育成した陽気AS個体しかいなかったが、相手の回電波を透かせたり特殊受けを破壊できるメリットがあるためそのまま採用。初手にオーガと並べて出しても裏から詰めても強い命の珠を持たせた。

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相手のゴリランダーや裏から出てくる襷ウーラオスが重かったため、雑に使って強いダブルウィング使いを探したところ、ボックスにAS陽気自信過剰マンダを発見。調整が面倒だったのでスカーフを持たせてそのまま採用。

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完成。

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個体解説

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カイオーガ@弱点保険 雨降らし
207(252)-x-123(100)-204(124+)-161(4)-114(28)
潮吹き / 雷 / 冷凍ビーム / 守る

ユウキさんがPJCS2021予選で使用した個体をそのまま採用。(丸パクリ😇)
ダブルのダメージ感覚が全くなかったが、有象無象の攻撃をいい感じに耐えて火力も申し分無かった。初手守る+キュワワートリルで相手の抜群ダイマ技を受け弱保を発動させる動きも強い。
個人的にはダブルで守れない拘りオーガは立ち回りが窮屈で弱いと思っている。弱保前提の火力とはなるが、耐久も申し分なくダイマや後述するキュワワーの回復と合わせると圧倒的な対面性能であった。熱湯やドロポンがなくて困った場面はほぼ無かった。


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キュワワー@メンタルハーブ ヒーリングシフト
158(252)-x-112(12)-102-177(244+)-120
※C個体値V
ギガドレイン/フラワーヒール/サイドチェンジ/トリックルーム

ユウキさんがPJCS2021予選で使用した個体をそのまま……否、C個体値Vで採用。(面倒だっただけ😇)
エルフーンやマタドガスから飛んでくる挑発を何度も透かしてくれたのでメンタルハーブは神アイテム。当然巨獣斬でワンパンされるのでザシアン対面は悠長できない。
キュワワーが1ターンキルされないと判断できる対面は積極的にトリックルームを押しに行った。キュワワーが倒れた後裏のガラガラがトリルターンの恩恵を受けられる為、シナジーがあった。
先制フラワーヒールサイドチェンジが偉く、弱保起動したカイオーガの行動回数を増やせる。
C個体値Vにすることで、カイオーガの被ダメージが少し増える代わりに相手のミリ残しを確実に削ることができる。呼ぶトリトドンを多少は削ることもできた。


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ガラガラ@太い骨 避雷針
166(244)-145(252+)-130-x-100-67(12)
※S個体値V
フレアドライブ/ポルターガイスト/骨ブーメラン/サイドチェンジ

シングルの仲間大会で使った調整の流用😇
(アローラの使用率100位圏外大会)
環境のレジエレキを置物にしながら自身も攻撃に参加でき、かつゴリランダーに強くて偉かった。雨と炎技はアンチシナジーであるが、相手の晴れにタダ乗りしてフシギバナをボコっていたのでどの技も切れなかった。相手の草やドラゴン、襷持ちを倒すためにカイオーガがダイアイスを撃つことも多く、晴れパ以外にもそこそこフレドラを撃った。トリル下以外は鈍足のため縛られやすいが、カイオーガと並べてサイドチェンジする事でカイオーガの行動回数を増やせるため、腐ることが無かった。相手の白バドに強く出るため、最遅の勇敢個体を使うべきである。


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フェローチェ@気合の襷 ビーストブースト
147(4)-189(252)-57-x-57-223(252+)
インファイト/トリプルアクセル/スピードスワップ/守る

枠。ウーラオスと違い守る択を消すことができない反面、スピードスワップと高いAS実数値により、自身が詰め筋になることも隣のカイオーガ・ガラガラの縛り関係を逆転させることもでき、とても動かしやすかった。白バド軸でトリルを展開されたときは襷を盾に1回行動し、相手の白バドに高いSを押し付け次のターン縛る動きもできた。耐久が無さすぎてフェイント持ちに滅法弱い。
攻撃技は一致高火力で命中安定のインファイトは確定、サブウェポンに通りが良く火力もあって襷を潰せるトリプルアクセルを採用した。時々外して悲しくなる。黒バドの上から実質格氷+水電氷/炎霊地の技範囲で殴れると考えれば強い。


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キングドラ@命の珠 すいすい
150-147(252)-115-x-116(4)-150(252+)
滝登り / 逆鱗 / 飛び跳ねる / 守る

シングルの雨展開で愛用している型。HPが偶数なのはポリゴン2のDL対策を優先したためで、ダブル用に変えるのが面倒でそのまま起用した😇
雨下でレジエレキを抜きたいため最速としている。相手の並びが特殊技に強そうな時は初手オーガグドラを展開していた。相手のマンタインを逆鱗珠ダイドラグーンでワンパンして気持ちよくなれた。非ダイマ時安定して撃てる技が滝登りしかないが、雨下であれば基本的に滝登りを撃つことが殆どのため、意外と何とかなった。ダイドラグーンのAダウンが威嚇代わりになるのでとても便利だった。


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ボーマンダ@拘りスカーフ 自信過剰
170-187(252)-100-x-101(4)-167(252+)
ダブルウィング / 逆鱗 / 地震 / 雷の牙

構築の最後に入ってきた枠。バトルでも大体最後に出す枠。
ダブルウィングによりウーラオスやゴリランダーに強いが、逆鱗のランダムヒットの仕様のため龍技を撃つときは全く安定しない存在。相手ポケモンを倒すとAが上がるため、技の一貫が取れていれば爆発力のあるポケモン。シングルでもスカーフ運用しており、調整不要という理由で入った諸説枠。出せばそれなりに活躍はしてくれた。


基本選出、立ち回り

基本選出
先発:オーガ+キュワワー
後発:ガラガラorキングドラ+フェローチェ
→オーガの通りが悪くない構築は全てこの選出。弱保ダイストリームで荒らした後、ガラガラとフェローチェでオーガをサポートしながら詰めて行く。追い風構築に対しては余裕があれば初手守る+トリルを押して積極的にトリルを狙いにいくが、トリルがなくてもカイオーガの対面性能が高い為、不自由なく動くことができた。ヒーリングシフトとサイドチェンジのおかげでカイオーガが最後まで場に残りやすい。
ギガスドガスに対してはキュワワーの特性が発動せず運用が安定しないが、初手守るトリルから展開する。相手のマタドガスが守らないタイミングに合わせてダイストリームを当てていく。


vs重い特殊受けor回電波化身ボルトor催眠持ちが取り巻きにいる構築、ドラパザシアン
先発:カイオーガ+キングドラ
後発:ガラガラorボーマンダ+フェローチェ
→悪戯心っぽい化身ボルトやマンタイン、レジアイス等重い特殊受けがいる構築には積極的に投げた。相手目線特殊アタッカー2枚に見える為、物理のキングドラが通る。また、モロバレル等でカイオーガを眠らせにくる連中に対してはダイジェット+冷凍ビームで確実に仕留めに行った。レジエレキ入りに対してはキングドラが上から縛ることができ、裏にいるガラガラのおかげで拘りアイテム持ちのレジエレキはエレキネットしか押せなくなる為弱保のエサであった。
対催眠は基本選出でダイサンダーを展開することでも対策できるため、比較的柔軟に対応できた。大して対戦数こなしてないのにも関わらず過疎りすぎて再戦があったので、再戦相手にはこの選出が刺さった。
ドラパザシアンの並びに対しては基本選出よりこちらの方が刺さっており、上からダイドラグーンを入れる動きが強力だった。



vs呼び水トドン+ザシアンorグラードンor白バド
先発:ガラガラ+キュワワー
後発:カイオーガorキングドラorボーマンダ+フェローチェ
→本構築のカイオーガは潮吹きよりもダイストリームを撃つことが多い為、非常に重い。出す場合は裏に置いて詰めのコマとする。


vsトリルパ(白バド+サマヨール)
基本選出と同じ
→初手にサマヨールやポリゴン2が出てきたら潮吹きギガドレで両方飛ばしにいく。トリル阻止が難しい場合は潮吹きトリル→潮吹きギガドレで2ターンかけて確実に仕留める。


重かったポケモン、並び

・トリトドン
→貯水と異なり場にいるだけでダイストリームが打てなくなる上、ガラガラにタイプ上強い。ダイマしてくると非常に重かった。ボーマンダの枠をチョッキゴリランダーで採用してもよかった。

・トリル白バド軸
→当然相手は最遅のため、こちらのガラガラで上を取れない。相手にダイアースを何度も積まれて要塞化される前になんとかする。Aが高すぎて嘶いた後のブリザードランスでカイオーガがゴリゴリ削れる。出来るだけトリルを貼らせない立ち回りを心がける。

・弱保ディアルガ+壁展開、チョッキテレパシーディアルガ+地ならし展開
→ダイアースや壁で要塞化してくる。オーロンゲの嘘泣きもキツい。環境に少ないので当たらないことで対策とする。


結果

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TN ゆゆゆうた 最終844位(1683)
TN ユウタ 最終954位(1676)


終わりに

筆者はシングル勢であるので、刺さっている時にサクッと潜って3桁で放置していただけなのだが全然順位が落ちることなく気づいたら最終3桁に残っていた。今期の過疎っぷりがわかる結果となってしまった。。。
TNユウタのソードROMはシングルダブル両方で最終3桁を達成することができ、17-3という圧倒的な勝率であった。真剣にやれば最終2桁、リバティノート入りの30位以内も狙っていけるポテンシャルはあるかもしれない。

レンタル上げておきますが、本気で上を目指すなら諸説枠を入れ替えることをお勧めします😇

読んでくださりありがとうございました!

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