【SVシングルS9 最終953位 1914】朧げハギシリサーフライド
こんにちは。ゆぽんと申すものです。
S9はまったりランクマオフ月間の予定でしたが、FFが頑張ってるのでつられて潜りました。レートは微妙ですが、構築が迷走していたとき朧げながらハギギシリが浮んできました。
7世代からの累計で「シングルハギギシリ全1」の称号(?)を修めたので構築記事としてまとめます。
※シングルハギギシリ全1はお前ではない、私だ!という方はぜひ連絡ください
⚠️CAUTION⚠️
この記事には、過激なマイナーポケモン、過激な確率引っ掛けが記載されています。心臓の悪い方の閲覧につきましては十分ご注意ください。また、ご自由に鍵引用リツイートライフをお楽しみいただき、テラスタルという噛み合いシステムを提唱した増田様には不満を募らせていただきたく存じ上げます。
レンタルID:MKWJ9J
★ffさんが遅い色ハギギシリを提供してくださったので、個体変更しました!
▼「ハギギシリ」をサクッと読みたい方
下の 個体解説 をタップ/クリックください!
構築コンセプト
①卍読み合いこそポケモン卍 の全否定
②選出画面や対戦中に考えるのを減らす工夫をし、短期間で軸の練度を高める
構築経緯
S8でトリルミミイダイトウが多く結果を残したため、メタが強くなると予想。速いミミッキュと速いイダイトウ@4からスタート。
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対面構築にマストのブエナ枠で現環境最強のハバタクカミを検討。
とりぴさんの耐久振り・電磁波/祟り目/身代わりカミがブエナカミミラー同速勝負にならずに強く、高火力の祟り目と麻痺の上振れで受けポケモンを破壊できそうだったので採用。
▼とりぴさんの記事はコチラ
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カミの呼ぶ特殊受けは物理耐久がそれほど高くなく、少し削れていればイダイトウの威力150お墓参りで縛れる。ただし、チョッキドドゲザンは厳しく、パオ・イーユイ・悪ラオスの悪技も厳しいため、格闘テラス&身代わり採用とした。
ミミイダイトウを見て出てくるサフゴカイリューはHBに厚く、ノマテラカイリューのゴツメに触らず殴れて悪への打点にもなる格闘テラバーストも採用。
また、道具はカミの身代わりから上振れも狙え、麻痺待ち身代わり置き行動が裏目に出にくいカムラの実で採用。
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対面駒として命懸け持ち準速ラオス抜き襷コノヨザルと準速ラオス抜き珠ミミッキュを採用。
@2の枠はテツノツツミ、クレセリア、クエスパトラ、アラブルタケなど色々試したがしっくりこなかった。
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3桁〜1000位台をキープしていたが、8/27に少し溶かして流れが悪くなる。そこから15000位まで転げ落ちた。
カミメタでジバコイルが増加したのが要因として大きい。4桁後半〜5桁ではお互いの認識のズレが大きく噛み合わず負ける事案が多発した。
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こちらのやりたいことゴリゴリに押し付ける系構築を考えたところ、S7でまなさんが結果を残したミミッキュ始動のライドサーフバトン展開がテラスと調整次第で現環境でも戦えそうと判断。かねてより興味があったので、練習も兼ねてライドサーフを触ったところ、15000位から1500位まで半日で復活した。
▼まなさんの構築はこちら
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<小さくなるバトン選出厳しいポケモン>
① 特性天然
(ヘイラッシャ、ドオー)
② 黒い霧
(ドヒドイデ)
③ 必中技
(ドドゲザン、マスカーニャ)
④ 上から滅びの歌
(スカーフカミ、ブエナカミ)
⑤ 特殊積み枠 瞑想or蝶舞+鋼半減+高速再生
(ウルガモス、電気テラスクレセリア)
⑥ 高火力電気
(サンダー、霊獣ボルトロス、レジエレキ、ジバコイル、テツノカイナ、スナノケガワ)
ミミライドサーフの選出だと①-⑤が厳しく、フワライドを水テラスにした弊害で⑥の特殊電気相手は2積みするまでに1回避けないと試合が終わった。
①②意識で挑発ゴツメHBアーマーガアをサブエースとしたが、D+1を引き継いでもイーユイ・特殊電気との並びが厳しかった。
①の天然ドオーと③のドドゲザン・マスカーニャ④のスカーフやSブーストカミの滅びは少なく、ラッシャドヒドは身代わり持ちイダイトウなら身代わりを残して突破可能。(貯水ドオーや眼鏡滅びカミは多かったがこれらには勝てる)また、ガモス・クレセはトリル下なら等倍威力150お墓参りで殴り勝つことができ、⑥電気タイプ対策をして裏選出トリルイダイトウを通せると判断。
トリルイダイトウが厳しいポケモンにキノガッサ、モロバレル、チオンジェン、アラブルタケの草タイプとHBサフゴ・HBカイリューがいるが、これらにバトンサーフゴーが強い点もシナジーであった。
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イダイトウ選出を組むにあたり、
①初手ボルチェンを誘って狩る枠
②トリル枠
が必要。ブーストエナジーが余っていたのでパラドックス枠から検討したところ、素のBの高さから氷の礫・アクアジェットで縛られにくい地面テラステツノツツミを①で採用。
トリル枠はミミッキュが使用不可だったのでトリル+自主退場可能なポケモンを見たところ、ハギギシリが特性「ビビッドボディ」で先制技無効、かつウェーブタックルで削りながら自主退場可能だったため襷を持たせ②で採用。
個体解説
ハギギシリ@気合の襷 ビビッドボディ
テラス:水
175(252)-172(252+)-91(4)-x-90-100(-)
ウェブタ アクジェ トリル 挑発⇔怒りの前歯
<調整>
HAぶっぱ 厳選時間がなく素早さV勇敢
SV始まって以来、シングルランクマ環境で見たことない人が多いポケモン。
現環境では神速・不意打ち・アクジェ・氷の礫・マッパなどの先制技が飛び交い、トリル構築は先制技耐性がないと2vs3の戦いを強いられてしまう。水ウーラオスの登場でミミッキュすらトリルを貼れたが削れず退場、という場面が多い。ハギギシリはマイナーポケモンで数値が全く足りていないが、
①水流連打半減
②特性によりトリル前もトリル後も先制技耐性があり、テラスタイプに依存しない
③通りの良い高火力水技で殴りつつ退場可能
と、トリル要員に欲しい要素が詰まっている。またパオジアンの氷柱半減も地味に偉い。
トリルミミッキュだとサーフゴー対面で呪い無効+じゃれつく半減で負荷をかけられない課題があるが、ハギギシリのウェーブタックルは自主退場しながらサフゴを大きく削れ、ミミッキュとの差別化点と言える。ラスト1枠は怒りの前歯で採用したが、羽休めカイリューがキツかったので挑発に変更。挑発後に神速で縛られないため、確実にマルスケを破壊してイダイトウ圏内に入れることができた。
テツノツツミ@エナジー クォークチャージ
テラス:地面
137(44)-x-135(4)-184(188+)-86(44)-185(228)
ドロポン フリドラ テラバ地 身代わり
<調整>
HD
c252臆病カミのムンフォを最高乱数以外耐え
HB
a252陽気パオの聖剣を最高乱数以外耐え
C
C<Sでなるべく高く
構築のびっくりテラス枠。
ボルトチェンジで様子を見に来た電気ポケモンを無傷で破壊する。アンコールの圧があるため、裏のハギギシリの襷を残しやすいのがオシャレポイント。
最終日ジバコイルを3回ワンパンし、サンダーも2度キャッチして葬った。サーフゴー対面もフワライドの起点になることを嫌ってか、1度もゴールドラッシュを押され無かった。ツツミで1.5体持って行けた試合は殆ど勝った神ポケモン。
イダイトウ ♂@神秘の雫 適応力
テラス:水
195-180(252+)-117(252)-x-96(4)-88(-)
※S個体値V
ウェーブタックル お墓参り アクジェ 身代わり
<調整意図>
前期の流用
トリルエースの破壊神。
今期は♀イダイトウを含めて色々な型を試したが、最終的に前期と同じ型を補完枠として採用した。襷ASのフィニッシャー、ペリイダイトウ雨展開など、環境に速いイダイトウが増えたので逆に終盤通しやすかったと感じた。
ミミッキュ@電気玉 化けの皮
テラス:無
143(100)-110-130(236)-x-125-151(172+)
投げつける ミストフィールド 挑発 呪い
<調整>
S:
準速ラオス抜き抜き
HB:
特化パングロ水流連打の乱数良くなるようしてなるべく硬く
まなさんのミミッキュをレギュD仕様にアレンジした。
ノーマルテラスはミミッキュミラー影撃ちを無効化し、挑発を入れる為に採用。フワライドに呪いが入ると1回も積めなくなってしまうのでミミミラーを重く見たが生きる対面があったので正解だった。
サーフゴー対面は相手が引き読みの行動(シャドボorトリック)をしてくるので、手ぶらであっても1度投げつけるを押すよう心がけた。
フワライド@ミストシード 軽業
テラス:水
241(124)-×-96(252)-110-74-128(132+)
エアスラッシュ 小さくなる 身代わり バトン
<調整>
S:
軽業発動時、臆病スカーフ霊獣ボルトロス抜き
HB:
水流連打意識でなるべく硬く
レートの悪魔。バルデア地方に2秒間上陸し、8634万人がレートを溶かした。
HBを努力値で、HDをミストシードの補正で補い、電気以外の弱点技が飛んでくる対面テラスタルすることで安定して2回以上小さくなるを積めた。
攻撃技は3割怯みのあるエアスラッシュを採用。剣舞してくるラオスや挑発してくるヒードランに打つことで、前者は消し飛び後者はいつの間にか挑発ターンが終わる。テツノツツミのアンコールは2回目を避けることで対策となり、こちらがやや有利。
上振れて3回小さくなるを積んだがまだHPに余力がある時、身代わりを残しつつフワライドで削る動きも取った。これにより裏のサーフゴーの負担を少し軽減できる。
サーフゴー@光の粉 黄金の体
テラス:水
193(244)-x-117(12)-153-111-149(252+)
ラスターカノン 悪巧み 身代わり 自己再生
<調整>
S:
遅いラオスを抜けてると嬉しい最速
(準速ラオスと同速)
H:ぶっぱで奇数
B:あまり
世間は全部避けるなんてサイテー!と言うかもしれませんが、僕としてはわりかしサイテーでした。
フワライドのバトンアンカー。
SV環境で1匹最強のポケモンを挙げるならなんでしょうか。僕は間違いなくサーフゴーだと思います。鋼ゴーストのタイプ、合計種族値の高さ、Aが低く無駄のない種族値、そしてなにより補助技無効の黄金の体。最強のサーフゴーが安全に行動し続ける、これこそまさに最強。小さくなるの回避アップは対面性能の強化とも言えます。
急所ケアと試行回数を増やす身代わり・自己再生、崩し性能を高める悪巧みは確定。攻撃技はフワライドにテラスを切ることが多い都合、テラバーストではなくラスターカノンとした。副産物として、特防ダウンを引いて遂行速度を高めることができた。
持ち物は光の粉。粉の0.9倍補正は回避率に掛かるため、小さくなるバトンの効果を最大限発揮できるアイテムと言える。残飯とは一長一短であるが、1積み(2段階回避上昇)のとき顕著に差が出たので、吹き飛ばしディンルーや呪いミミッキュが一定数いる現行ルールでは粉が最も強いと感じた。
選出・立ち回り
①バトン選出の障壁となるポケモンがいない
→ミミッキュ+フワライド+サーフゴー
② バトン選出の障壁となるポケモンがいる
→テツノツツミ+ハギギシリ+イダイトウ
全試合①or②の選出をした。
※障壁となるポケモンは「構築経緯」を参照
重いポケモン・並び
ドドゲザン
当たらないことで対策とした。1度しか当たらなかった。
ミミッキュorディンルー+イーユイ
展開によっては1度しか小さくなるを積めない。サーフゴーにテラスを切れなかった場合、身代わりを残せず攻撃が当たると即負ける。ドヒド入りならトリルイダイトウ選出。
スカーフ滅びハバタクカミ
無理ポケモン。かなり少ないので切っていた。ブエナカミはレギュD環境だと技スペースが足りないのか、1度も滅び持ち個体を見なかった。眼鏡なら上からサーフゴーにバトンしてなんとかなる。カミはフワライド対面後投げされたら滅びを要警戒。
結果
TN バイオレット 953位 (最高最終1914)
あとがたり
前期は帰省ライフを楽しんでいたのもあり、最終日潜る気が起きず夕方に保存したが、もう少し早い段階で構築を煮詰められていたらレート2000は余裕で取れるスペックを感じた。
フワライドバトンは運ゲーと忌み嫌われるし、自分もどちらかといえば嫌っていた側であった。しかしレート帯によっては「しょうもない噛み合いゲーム」で時間を浪費するのが本当に無意味で、素早くレートを戻す構築としては優秀だと思う。上位ではギミックへの回答がある人もそれなりにいて、丁寧に補完を考えないと通用しない。
<9/9追記>
雷撃オフにテツノツツミをイダイナキバに変えた構築で参加しました。
結果→予選5-2・決勝BEST16
(相手にイダイトウ通せないチオンジェンやバレルがいてバトンサフゴが通りそうな時、BO3の2戦目以降のみライド選出)
細かく煮詰めればまだまだやれる構築だと思います!
記事は以上です!
お読みいただきありがとうございました!