餅は餅屋ってこと
最近ちょこちょこ話題になっている(多分)事で一つ不思議に思っている事がある
それは 「交通系ICをクレジットタッチに置き換える」ことだ。
日本全国の鉄道各所で「クレジットタッチ」で電車に乗れるように改札機の工事が行われている。
前提として、クレジットタッチになる事が嫌なわけではない。
実際問題「クレジットタッチ」に対応すると日本に来る外国人の方々はすごく乗りやすくなるのは事実だと思う。
現在は「Welcome Suica」っていう外国人向けの交通系ICがあるけど購入できる場所は限られているので便利なのか分からない。
それに変わって「クレジットタッチ」は普段から使っているクレジットカードを使えるので日本に着いた瞬間からすぐ電車移動が出来る点ではすごく便利だと思う。
でも考えたいというか不思議に思っている事がある。
「日本に住んでいる人は、どのくらい便利に感じるのだろうか?」
今やモバイルSuica モバイルPASMOがスマホに入っているのは珍しくないので、急に電車乗るってなっても切符を買う事は少ないだろうなと思う。
2001年に「Suica」
2007年に「PASMO」
2013年に「交通系ICカード全国相互利用サービス」が開始され交通系ICカードはある程度の全国で使える様になっている。
2004年に生まれの自分は、交通系ICカードは小学生の時には持っていた。
今後も使えなくなるまで交通系ICを使い続けるつもりでいる やめる理由はないからね
今後完全に「クレジットタッチ」になる事はあるのかなと思っている。
子供はそもそもクレジットカードを作れないわけだし
将来 仮に小学生でも作れるクレジットカードが作れる様になったとしても「親側のメリット」は少なく感じる。
子供は学校に行くため毎日電車に乗るのであって、チャージを必要とは基本していない。
月単位で親が定期を更新しているので、仮にチャージする手間がなくなりますよって売りにしても、親にはそこまで喜ばないだろうなと思う。
となると 何のために巨額のお金を掛けてまでクレジットタッチ対応の改札にしたいのか分からないなと思っている。
日本に住んでいる人にそこまでメリットがないというか、今の交通系ICに不満が少ないと思う。
クレジットカードも交通系ICも利用料を鉄道会社は払う事になるのだが、200円くらいの運賃のうち利益はどのくらい出るか知りたいなと思う。
当分の間は鉄道会社はクレジットと交通系ICの2社に利用料を払い続けることを考えると逆に赤字にならないのかなといらない心配をしてしまう。
結論
電車を乗るのが便利にする為に開発された
交通系ICカードのシステムにクレジットタッチが簡単には勝てないと思う。
補足になるけど
Suica・PASMOはSONYが作ったFeliCaのシステムを採用している。
運賃の計算スピードは、
交通系ICは200ms以内
クレジットタッチは500ms以内での処理が行われている
さらに、センサー感度は交通系ICの方がクレジットタッチより2倍くらい広い。
絶え間なくタッチしていく朝ラッシュの改札
正確に計算その上で人の流れを邪魔しない速度を維持するのは至難の技だなと感じる。
そんな朝ラッシュにも対策されている交通系IC(餅屋)は正確でスピーディな運賃計算(餅)を捌くには適任中の適任だと思う。
専用設計された物が汎用品に負けるわけない。
それは当たり前だけどこの社会は汎用の〇〇にまとめる動きが多いと思う。
マイナンバーカードがいい例だと思う。
国民番号があって
運転免許証になって健康保険証になる
一枚で全部できるけどその一枚が使えなくなったら終わる仕組み。
うちらが普段使っているスマホもそのいい例だけどね。
ここまで長々と書いて来たけど、これを読んだ人はどう考えますか?
「交通系ICカードの事実上の廃止の動き」