ホームタウンに生まれ、ホームタウンでプレー出来る幸せ
多摩ニュータウンが居住可能になってから約50年…
来年、2021年の11月に
多摩市市政50周年を迎える多摩市
22歳までの時を過ごしたこの街は
人が暮らすに不自由のない
安全面からも、道路と生活するエリアが完全に切り離された
まさに理想的な
「空中都市」
である
僕が育ったこの街は
2001年から東京ヴェルディのホームタウンに加わり
はれて僕自身もこのクラブの育成組織の人間として、ホームタウン出身の選手としてプレーすることになった
ベガルタ仙台での経験を経て、再びこの地に戻ってきた
12年ぶりに戻った「よみうりランドのクラブハウス」は
あの当時のトップチームの選手が作ってきた歴史と
これからの新たなヴェルディの歴史を作っていく若手
の両方が入り混じる独特な空間で
一年目からキャプテンを任された自分にとっては
まさに刺激と責任の中での自分との戦いだった
心残りは、やはり引退するまでにヴェルディをJ1に戻す事が出来なかったことだと思う
J1に昇格させる
そして、ヴェルディの選手として
もう一度、ユアテックスタジアム仙台で戦う
その姿を育ててくれた宮城のみんなに見せたかった
そんな形で恩返ししたかった
それ以外にない
ただ、自分なりの最大限を過ごしたヴェルディでの6年間に得られたことは
自分にとっては大きな財産だった
それはやはり
ヴェルディのホームタウンである多摩市で、
多摩市出身の自分が、出身地である
多摩市の為にプレー出来る幸せ
を十二分に感じられた事だと思う
戦う理由の中に、ホームタウンである街の為という要素があったのはやはり大きかったし
自分が活躍する事で多摩市が活気づき、
街の人がヴェルディを応援してくれるようになる
そんな幸せなことは他にないかもしれない
ベガルタ仙台には今年、
吉野恭平選手、道渕諒平選手、佐々木匠選手
3人の仙台市出身の選手がプレーしている
(小畑裕馬選手も宮城県登米市出身で、ベガルタ仙台育成組織出身)
ベガルタ仙台というチームがさらに盛り上がっていく為には彼らの活躍が必要不可欠であることは間違いない
彼らが持っている能力、魅力、
そして彼らがこのクラブや街の為に戦うという強い意志が、結果が、言葉や言葉以外の部分でもひしひしと感じられるようになった時、
仙台は必ず満員のユアテックスタジアムを取り戻す
と心底信じている
もしかしたら、凄く重くて重要な役割を担うことになるかもしれないけど、
仙台に生まれ育った以上、仙台の為に戦える幸せは彼らにだけ与えられた最高のシチュエーションであることは間違いないし、
彼らの活躍が育成組織に与える影響は計り知れないとも思う
もちろん、仙台出身じゃない選手がほとんどで、
仙台の為に命を賭けて、沢山の選手が仙台のレジェンドとして戦ってくれたことは間違いない事実であり、
そのレジェンド達を目指し、いつか本人達が自力でレジェンド達を超えていく姿を想像することは本当に幸せである
また、そのサポートをすることが
僕たちOBの役割であると思っている
ベガルタ仙台が今年もJ1でプレー出来る
この歴史を作ってくれた監督や選手、支えてくれているスポンサーやサポーターの皆さんには
本当に感謝している
この先、一緒に戦ってくれる仲間をもっと増やしていきたい
僕に出来ることは
ベガルタ仙台の魅力を、スポーツ界やスポーツ界以外の人にも広めること
インフラを整備して、今以上にスタジアムに来てくれた人が満足してくれる環境を作ること
ベガルタ仙台ホームタウン協議会の皆さんと共にベガルタ仙台を盛り上げることなど
様々あると考えている
ホームタウンに、ホームタウン出身の選手がいる
この意味はやはり大きい
自分が同じ環境でヴェルディで感じたことや経験は、しっかり彼らに伝えていきたいと思う
ベガルタ仙台を生きがいにしてくれているファン、サポーターと一緒に
これからもベガルタ仙台を追っていきたいと思う
最後まで読んで頂き
ありがとうございました
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